斧がとても似合ってしまうキャシーベイツ。この人は懐深いな。この作品は彼女なしでは成り立たない位作品の根幹を成している。主人公ドロリスは重苦しい不幸を冗談混じりの皮肉に変換して逞しく生きている。
又それと双頭をなすようなコンプレックスにまみれたアル中ロリコンDVの夫(自分で書いてて酷いと思ったw)。不幸の塊の中で生まれた不幸の連鎖。。
唯一の希望は娘の出来の良さであったが…。
とはいえ冷静に見渡すと不幸の根は父親のコンプレックスから全て発生している。少しまともな感じもしたがもっと徹底的に駄目さを演じた方がよかったのかもしれない。
しかし1番まともな娘さんは巻き込まれっ放しで凄く可哀想…。
個人的に、どんよりとした不穏な天気が、胸騒ぎがして最高に好き。
