田舎の島で暮らすドロレスが関わったふたつの不審死事件。
彼女の夫が日蝕の日に古井戸で転落死、18年後、長年仕えた金持ちの未亡人が階段から転落死。。
娘の幸せだけを思って生きてきた彼女の思い。それを知らずに島を出た娘。
彼女が殺したと、執拗に追及する警部。
夫の事件もドロレスが殺ったとずっと疑っている警部。
ずっと重苦しい空気が流れ、閉塞感さえ感じる島の様子。
キャシーベイツはたぶん…この時46歳。
18年が流れ、びっくりするほど老けた様子で演じていた。
彼女はよくしゃべるけれど、なるようになれといった様子だった。
真実はどうだったのか?
娘が自分の記憶を封印していた出来事…
慕っていた父は、とんでもないくず野郎だった!!
母は自分を守ろうとしていた。
それを思い出した瞬間、今度は娘が母を守ろうとする。
気難しくて文句ばかりの夫人は、ドロレスのあら捜しばかりしていたけれど…がんばったのは、すべて娘を育てるためだったし。
実はそんな夫人も、ドロレスがすきだったのね~
賢い娘が、警部をやり込めた瞬間は、痛快だった!
少し明るい光が射したラスト。
娘はきっとまた帰ってくるね、
キャシーベイツの投げキッスは、お母さんのそれだったよ♡
いいわ~スティーブン・キング!
良作でした。
ありがとうございます、おすすめくださって。