へい

ラジオ・コバニのへいのレビュー・感想・評価

ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)
5.0
序盤に出てくるISによって破壊された故郷コバニが残酷だった。建物は壊され、道にはバラバラになった遺体がモザイクなしで沢山出てくる。
その遺体を間近で見る故郷の子どもたち。ここから復興するのは到底無理だと思わされる。しかし、映画が進むにつれてちょっとずつ住民が生活を取り戻していく。生きる力に感動する。


戦争によって退学した大学生ディロバンはラジオ番組を立ち上げて、街の元気を取り戻していく。
ディロバンが日本と同じようにスマホを使ったり、友達と駄弁ったり、普通の大学生である事に驚かされた。それが、戦争、爆撃によって一方的に破壊されるどうしようもない現実。
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