Yoshmon

ラジオ・コバニのYoshmonのレビュー・感想・評価

ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)
3.7
渋谷アップリンクにて、シリア関連の3本目。

20歳のクルド人女性を中心にクルド人街コバニに生きるクルド人を映し出した、クルド人監督によるドキュメンタリー作品。

冒頭の生々しいシーンに閉口。
レビュー書くのも辛いけれど、勇気のない私にも出来る最低限の責任。

爆撃跡地にそのまま放置された無数のIS兵士の死体の回収。

死臭に顔を歪ませる子どもが瓦礫に横たわる死体を横切り走り去る。。

"未来のわが子へ。戦争に勝者などいません。どちらも敗者です"

ラジオ・コバニを立ち上げた中心人物ディロバンが作品の冒頭に語った言葉。
あれを目の当たりにした当事者が語れば、また意味の重さも違ってくる。

声をあげ続ける彼女の勇気ある姿と、
女友達との恋話をする姿と、
同年代の男友達とのプレゼント交換をする姿は、
最後の結婚式で着飾った姿よりもありのままの彼女で美しい。