ガブXスカイウォーカー

トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.6
「真実か挑戦かゲーム」とは?

参加者はまず「真実」か「挑戦」かどちらかを選ぶ。どちらも選ばなかった者は自我を失い自殺する。

「真実」を選んだ者は真実を言わねばならない。真実を言えば助かる。嘘をつく、もしくは黙秘すると、自我を失い自殺する。

「挑戦」を選ぶと、「友人に火を付けろ」「友人の腕を折れ」「親友のカレシとセックスしろ」など残酷な命令が差出人不明のメール、幻覚、幻聴で伝えられる。命令を実行すれば助かる。命令を無視、または失敗すると、自我を失い自殺する。

二人続けて「真実」を選ぶと、次の者は強制的に「挑戦」を選ばされる。

真実を言ったり、命令の実行に成功して助かっても、何度でも順番が回ってくるので、死なない限り抜けられない。

これらのことが超常的力により若者たちの日常に起こる、実は悪魔の作ったゲームなのだ。なかなか面白い設定である。

前半の展開は遅いが、後半はゲーム中に登場人物たちの裏の顔が浮き彫りになったり、ゲームの謎を解いていく展開はけっこう盛り上がる。とくに友人や恋人のために自らが犠牲になる者がいるのは感動的だ。
とは言え、映像に迫力がなく、『ファイナル・デスティネーション』シリーズに比べると物足りない。また最後に主人公の取った行動は賛否両論別れるところだろう(コメント欄参照)。レンタル、配信、TV放映などで観るのならば充分楽しめるホラー映画と言ったところだろう。