もこ

天才作家の妻 -40年目の真実-のもこのレビュー・感想・評価

3.6
タイトルそのまんまでした。
アカデミー賞受賞で調子に乗っちゃった旦那さんと、そこに複雑な想いを抱く奥さま。
授賞式に噴出する夫婦間の秘密と考えの相違。
調子に乗りすぎた旦那さん、結局妻を軽く見てるので、、、
まぁそうなりますよねーという。

基本的に旦那は自分勝手で、奥様を大事にしていそうでそうでもない。
言い訳の内容が阿呆の一言で。
奥様は旦那さんを気遣っているんだけど、鬱屈が顔面に出ちゃってる。
そりゃわかってますからね、旦那に都合よくされているってことが。

終盤の言い合いはもう泥試合の様で。
長年のパートナーとは言っても、関係性は普遍的なものではないんですよね。。。
この夫婦の場合、
才能とプライド、どちらを優先してどこに眼を瞑るのか。
そのバランスが崩れたら、やはり関係性もぐずぐずになっちゃうんだなぁ。
それでも長年パートナーとしてやってきた面は、共依存でもあったのかなーーと感じました。
そもそもこの人達、パートナーとして確立できていなかったら結婚していないだろうし。

奥様の表情が語る演技は素晴らしかったのですが、なんとなく気持ち的にスッキリせず。😅
夫婦のことは夫婦にしかわからん!って事でこれはこれでいいのかな。
もこ

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