ダイキチ

天才作家の妻 -40年目の真実-のダイキチのレビュー・感想・評価

3.6
G・クローズ。さすがと言わざるを得ない。
素晴らしい才能を隠し持っていた。ある時代では女性の自己表現は抑制されていた。そうか。最後にはこんな選択をしたのか。どんな思いだったのか。いつ吐露してもおかしくはないのだが。きっと彼女なりの信念があったはずである。あるいは時代がそうさせてくれなかったのか。
作家の旦那。彼は終生どんな心境だったのか。彼女あってのあなただったはずである。なのにあなたときたら…。
夫婦生活とは何とも不思議なものだと思った。