かんちゃん

天才作家の妻 -40年目の真実-のかんちゃんのレビュー・感想・評価

4.6
ゴーストライターの心情とは
どのようなものなのでしょうか。

自分が書いた物が
こんなにも世の中に出回っていて
こんなにも認められているのに
その功績や羨望の眼差しは全て
自分ではない人間に注がれている

そんな、
考えただけで張り裂けそうな気持ちとは…

この作品を観ながら、息が詰まる思いでした。

例え人生を分かつ夫婦であっても、
人とは貪欲なもので
自分の生み出した物は
自分の物にしたくなってしまうものなのですね…

そして、その思いが爆発した瞬間の出来事…

もう、心が引きちぎられ、
思わず涙が出てしまっていました。

どうするのが良かったのでしょう…

いや、もしかしたら
2人が最初に出会った瞬間から
どうしようもない事態に
なっていたのかもしれない。

"ゴーストライター"と聞いて
最後にハッピーエンドにはならないものですね…
かんちゃん

かんちゃん