天才作家の妻 -40年目の真実-のうめのレビュー・感想・評価

ノーベル賞を機に、夫婦の絆の歯車が掛け違っていく様が、雪降るノルウエー、豪奢なホテルや宮殿の映像とは逆に、暗くスリリングに描かれて手に汗握りました
昔の蜜月の映像も挟み込みながら、二人の今までの愛憎が映し出され、ラストを迎えます
愛しさだけではなく、憎しみだけではない、まさしく「人」を描いていて、そのお話しに、役者さんの演技力が重なって、見応えのある作品になっていました
帰り道、この二人がお互い満足のいく夫婦生活を送るにはどうすればよかったのかなぁ、と考えさせられる映画でした