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天才作家の妻 -40年目の真実-のPoMooNのレビュー・感想・評価

3.0
観る前から、多分そういう事だよね?と推測がいく話なのだが、グレン・クローズの表情で語る演技に引き込まれて行く。発端はノーベル文学賞受賞。夫婦で望み、協力して来たはずなのに、それが叶う辺りから2人の気持ちに綻びがで始める。影として生きてきた妻の気持ちは容易に理解できる。結果論だが時代に立ち向かえ無かった弱さの後悔がある気もする。光を浴びている夫には夫の屈折した心理もあるが、40年間そうやってきた夫婦だから、あちこちに複雑な憎しみと愛情が散らばっているけれど、一時的な怒りや感情では解決出来ない情もある。これどう収集する?と思っていたら、、。この結末でなかったら妻はこれからの人生、生き辛くなってたかも。機内で心の重荷が取れたような表情をしたような気がしたのは、気のせいだろうか?
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