バリキャリの弁護士かと思いきや少しヌケたところがあるヴィクトリアを演じるヴィルジニー・エフィラが魅力的なコメディ。
脇を固めるのがメルヴィル・プポー、ヴァンサン・ラコスト、ロール・カラミーでキャスト良い。
結婚式に出席し知り合いに弁護を頼まれたりするが、仕事は仕事でドライに割りきってるしっかり者…のように見えたのは最初だけ、昔の友人に容疑がかかりさすがに引き受けた。
裁判の証人として犬が登場したり、ヴィクトリアをしつこく中傷するブロガーに対処したり、以前に薬物関連で担当した青年が家に転がりこんできたりと、ほどよくドタバタ、法廷コメディのようになりながらもラブストーリーに転じていったのは意外だった。
ヴィクトリアの家に居ついた青年役のヴァンサン・ラコストが最初はまるでペットのようだったが、実は頼りになる奴で最後にはとても頼もしく見えた。良いキャラだった。