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永遠に愛してのKのレビュー・感想・評価

永遠に愛して(2016年製作の映画)
3.5
"アルビノ"
メラニンの生合成に関わる遺伝情報の欠損により先天的にメラニンが欠損する遺伝子疾患。白化個体やメラニン欠乏症とも。

皮膚、髪、目などが雪のように真っ白でその繊細な姿でモデル活動をされている方を知っている。軽率な発言かもしれないが、一目見た時は天使のように美しいと思った。

今作のリリを演じた女優さんは、実際にアルビノを患っている方ではなかったですが、ジャケットにもなっている場面は勿論、全編通してとても儚くて綺麗な女の子だった。『ヴィオレッタ』『ネオンデーモン』が好きな人は本作もハマりそう。

螺旋階段を上から映したカットがとても印象的で、良いなぁと思える工夫。あと母親が抱いていた黒猫ちゃんも、もしかしたら死後硬直の姿をあえて抱きかかえているのでは?と狂ったお母様の一面を表す良い工夫に感じられた。

心臓の縫い目がlili(リリ)となっているのが、細かくて可愛らしい演出。
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