まりん

シューマンズ バー ブックのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

シューマンズ バー ブック(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

観終わったら、さあ、バーに行こうか?本物のカクテルを飲みに。・・・って思うよね。
見ている最中に、もう飲みたくてたまらなくなるから。

N.Y.のバーではjazzだったり、ハバナではキューバミュージックだったり・・ってBGMが、また良いの。
更に、氷が揺れる音や、シェーカーを振る音を彷彿とさせる、音が効果的。
ブルーのスーツが白壁に映えたり、映像もそりゃあ素敵。
その地独特のバーで、そしてそれぞれのポリシーを持った一流のバーテンダーたち。
Charles Schumannの二人の弟子が質問に答えるんだけど、饒舌な後輩と寡黙な先輩なんだけど、Charles Schumannの仕事に関する質問に対しては、とても雄弁に、深い洞察力と共に師への賛辞が溢れだす先輩弟子が印象的だったな。

日本のシーンも多いです。でも日本のあんなバーは、敷居が高いだろうなぁ‥

細かい指示の無いレシピを見て、配分を何通りも変えて検証し、最高の配分を探り出す。そして出来上がったそのバー、そのバーテンダー独自の味。
でもそれって、色々な仕事で言える事だよね。仕事にプライドを持って居たら。
職人だったら更にね。
うん。奥が深い。
そして美味しいバーに連れて行ってうんちく語れる知り合い欲しい。
まりん

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