凛

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの凛のレビュー・感想・評価

4.2
ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオの初共演。
1969年のハリウッド。
実在と架空の俳優が入り乱れて、こういうことがあったかもなというおとぎ話。

人気に陰りが見えるリック(ディカプリオ)と専属のスタント、クリフ(ピット)は親友。リックは神経質だがクリフは対照的に気ままに過ごし野心もない。腕っぷしはものすごく強い。
リックの家の隣にロマン・ポランスキー監督と妻のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)が越してくるが、ヒットを飛ばした監督達はリックにとってはとても眩しく見える。。

実際にあったシャロン・テート殺人事件は1969年8月9日。それを知っていて観ると最後に仕掛けがあることが分かる。

ハリウッドの転換期にあったあれこれをマニアックに詰め込んで延々に続きそう。
テレビ、映画、音楽、この時代の雰囲気をたっぷりと味合わせてくれる。
映画ファンなら小ネタ満載なので笑えるところも随所にある。

ピットもディカプリオも良い歳の重ね方をしていて渋いし格好いいし。この2人の掛け合いだけでも見ていられる。
アル・パチーノも出演。
子役の女の子が可愛らしかった。
タランティーノ監督の愛情を感じる。
実際にハリウッドでCGを使わずに詳細に再現していて素晴らしい。
凛