クドゥー

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのクドゥーのレビュー・感想・評価

4.5
「ハリウッド映画史上、最も優しい暴力に祝福を」

今日へと繋げられたQ・タランティーノ監督第9作は、代表作「パルプ・フィクション」のテイストと意欲作「イングロリアス・バスターズ」のホープが出会う、引退作を前にしたキャリアの集大成。

古き良きハリウッドを舞台にした日常映画という、この鬼才をして斬新すぎる構成に序盤は戸惑ったが、持ち味であるシーンのポテンシャルがただ純粋なポテンシャルとして発揮される至福の時間・・・そこに映画の神が宿っている。

クライマックスの展開はネタバレを回避しつつ早く劇場へと言うほかないが、今この日本において最もタイムリーな、創作物に対する究極的なジレンマと対峙することを覚悟しておいてほしい。



鑑賞記録
2019.08.31
MOVIXさいたまDOLBYCINEMA
→日本ドルビーシネマ初のネイティブ4K作品上映は、フィルムの質感とデジタルの安定を兼ね備えた良いとこどりの映像、その表現力に寄り添った音響も素晴らしく全てがクライマックスをお膳立てる。