Gack獅子

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのGack獅子のレビュー・感想・評価

3.8
2019年113本目、劇場64本目。タランティーノ作品はどの作品を見ても第1印象は「不思議」。言い換えると何故か面白い。タランティーノが影響を受けた作品、文脈や背景を理解できるだけの知識量がないので殆どのシーンの会話はそれだけを切り取るとつまらないし、ストーリーも飛躍や意味がわからないことが多い。それでも映画が面白いと思うのはカタルシスの大爆発がからなずあるからだと思う。そして観客が耐えられるギリギリのラインで我慢させることができる腕があってからこそバイオレンスの爽快さを上げ一気に爆発するのだ。今回の映画も最後焦らしに焦らしてのカタルシスの大爆発がある。しかも現実の結末を知っているからこそドキドキが止まらず、倍増するカタルシス。最高です。伏線まで回収してたりと今回はタランティーノにしてはよく整理され、またディカプリオとブラピの哀愁感漂う渋おじコンビなど知識量を必要とされない見易い作品だと思う。
Gack獅子

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