fumi

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのfumiのレビュー・感想・評価

5.0
個人的好みで言えば、パルプフィクション超えかも。理不尽な現実に対してイマジネーションとクリエーションで対抗するって手法をここまでストレートに表現されると落涙せざるを得ない。
主演3人がとにかく良い。ブラピは彼のフィルモグラフィ上でも最高レベルに格好良いし、ディカプリオもメソメソ可愛い。スーサイドスクワッド、アイトーニャで魅力的かつ暴力的な悪女を演じてたマーゴットロビーも今回のお伽話のお姫様ポジションがめちゃくちゃハマってる。タランティーノがインタビューで「実在のシャロンテートという人物をマーゴットロビーを通して『チャールズマンソン事件の被害者』という定義付けから解き放つ」って言ってたけど、正に彼女のプロフィールについてそれぐらいしか知らない自分には刺さりまくった。
そして何より69年のハリウッドに漂う多幸感を160分浴び続けられるのが最高。
ブルースリーやスティーヴマックィーンは勿論のこと、映画館で上映されてる作品のタイトルや、カーラジオから流れてくる音楽やニュース、背景に一瞬映るトラトラトラ!のポスターまで、とにかく情報の密度が凄まじくて超楽しかった。
クライマックスもタランティーノらしい暴力描写大爆発で、展開に号泣しながらも「やりすぎだろ」って笑っちゃうような、本当にチャーミングで大好きな映画に出会えた。最高。