1303

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの1303のレビュー・感想・評価

4.0
時代精神のサンプリング/モデリングセンスと映画文化全体に対する敬愛という基幹の作家性以上に取り沙汰される外殻の外連演出やコンプライアンス無視なゴア描写 etc .. というイメージを逆手に取った優しく切ない余韻に琴線タコ殴りにされます。
人物配置や画面レイアウト、タイムライン設計など恐らく(間違いなく)感性でつくられた箇所など一つもなくただただ緻密に丁寧に計算し練り上げられた作品で只管感動しました。
凄惨で残酷な現実と戦い続けるタランティーノという作家を本当に尊敬します。
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