ちくわ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのちくわのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「デス・プルーフのタランティーノ」が帰ってきた…!月並みな言葉だけど、観てるこっちが恥ずかしくなってくるくらいに「映画愛」で満ち溢れた大傑作!!
デスプルで延々と続くストーリーに全く関係のない会話や音楽が、10年以上の歳月を経て意味のあるものに変貌を遂げていたのに感激した。当時輝いていたハリウッド俳優たちの一喜一憂や、なんならこの映画により蘇ったシャロン・テートの愛らしさなどなど、こんな至福な160分他にありますか?俳優が誰かに認められるシーンを丁寧に描いているあたり、タランティーノは本当にいい信頼関係を築きながら撮影しているんだなぁとしみじみしました。
デスプルのゾーイとカート・ラッセルがスタントマンとして出てきただけでも感涙ものなのに、登場人物がただ車で流すシーンが幼少期のタランティーノの見た景色だと思うとまた泣けてきて、なんならクライマックスのレオ様がポランスキー家に招かれる俯瞰ショットが誰の視点だったのかなと想像すると、こんな愛おしい映画をリアルタイムで観られたことが嬉し過ぎてたまらない。
こんなステキな映画体験も残りあと1本だと思うと悲しくなってくるから、タランティーノにはまだまだ映画を撮り続けてもらいたいと切に思う。

追記
タイタニック主演だったレオ様が、クライマックスで溺れている女性に火炎放射浴びせるって、よくよく考えてみたら凄まじくないですか?!