クエンティン・タランティーノの言いたいことわかるな!現代の倫理的にどうとか、差別がどうとかフィミニズムがどうとか煙草のCMやっちゃダメとか全部クソだぜ!と言いたいんだよね!文句なしに面白い!って作品が作れないんだよねあれこれ規制されると!オレはもう最近映画見る気しない
し、面白いもの作れないんだよ!ってタランティーノの声が聞こえて来そうでした(ここで他の映画disるのもなんだけど「アリー」とかレディガガの映画ほんとつまらん。フェミニズムにすると恋愛映画が成立しないのよ。あと「美女と野獣」のエマワトソンとか映画に女性の権利主張し過ぎて恋愛が出来ないの図(´Д` ))そこに、大分旬を過ぎた中年男たちが相変わらずかっこ良くしようと頑張ってるけどどっから見てもちょっとポンコツだったりくたびれていたりでいい味出してました(いや、でもピットのあのローキーなストイックスタントマンのクリフは良かったね〜)(ピットって実際ああいう細かく地味な男なんだろうな、、、穿った見方かもしれませんが、【ちょいネタバレ】「奥さん殺しの過去」って昔そういう人そういえば結構居たような。。実際殺してるんだろうけど罪に問われずみたいな人。なんとなく緩かったのですよ全てが、、e.g.ミック・ジャガー、アラン・ドロン、その他数々。。。それもノスタルジックとしての表現の一部かな。。?)
タブーに挑戦したところは好きでした。前半眠くなってくるほどだる〜い流れは否めないが、後半になるほど面白い。個人的に60〜70年代の車やファッションは懐かしくて真ん中分けの内巻きロングとか、トンボメガネ、毛糸編んだような胸あて?を日焼けした背中で結ぶやつ、ベルボトムのジーンズとかアロハとか懐かしかったです。皆あんなを格好していた。それにライフスタイルが懐かしい。24時間ずっとレコードかけてるほぼ全部の人が音楽聴いてる感じね、、又カロリーとか関係なく甘いソーダやコーラやビールをずっと飲んでるとか、テレビをみんなで見てるとかそういうシーン全部がノスタルジックで好きでした。隣人のロマン・ポランスキー(「ローズマリーの赤ちゃん」の監督で才能の塊だったのに、未成年暴行の罪でハリウッドから消えたよね。。。)とかスティーブ・マックイーンのそっくりさん(多分当時一番かっこいい俳優さんじゃなかったかな?)懐かしやー「アイ・ラブ・ルーシー」以外のアメリカのテレビドラマは全部銃を撃ちまくるよね、とかそうそう、と頷いてしまった。
一番好きだったのはマカロニウエスタン。ジュリアノジェンマとかかっこよかったよねー子供時代、現代の皆さんが「ドラゴンボール」を見る様な感じでマカロニ・ウエスタンを見てましたからね。(前述した「アイ・ラブ・ルーシー」も毎日テレビで見てましたね。)今思うと何故にアメリカの開拓民の用心棒をイタリア人がやってるのか謎ですが、当時は爆発的にヒットしたのですよ。デカプリオが最初、オレの人気が落ちてきたからって何が悲しくってイタリアの映画なんか出なきゃいけないんだオイオイと泣いてたけど、あれもジョークですよね、当時、アメリカのウエスタンよりヒットしてましたから。
特に最後の表現がとても日本映画的だなと思ったが。。【ネタバレあり】。
日本映画ってああいう終わり方しますよね。なんか含みがある(友人が死にかけたのにまるでそんなことすっかり忘れたかのようにお隣さんの家に誘われたら遊びに行く。しかもこれだけ永いこと住んでいるのに初めて挨拶する。。。あの含みありの終わり方は(シャロン・テート事件か。。)ポランスキーの奥様へのご冥福をお祈りしますという意味かな。。そんな感じでポランスキーの奥さんとはじめましてなんて会話してるところ距離を置いて俯瞰で撮るカメラ。そういえばタランティーノは日本映画を見て育ったからその影響を受けているし当然でしたね。色々懐かしくて楽しめました!50歳以上にはノスタルジック、若い人には新鮮なファッションや自由な時代背景とタランティーノ節のチャンバラストーリーは楽しめるかも!