ぶんTA

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのぶんTAのレビュー・感想・評価

4.9
まさに"昔々、ハリウッドで…"な物語。
実際の事件をテーマにしながらもあくまでおとぎ話。

シャロン・テートの事件とチャールズ・マンソンについて、あとは1960年代のヒッピー文化については予習した方が100倍楽しめる。
予習して行ってよかった!

3時間近くある映画だけど終わった時には長い小説を読み終わったような満足感を感じた。

作中のキャラクターも個性的で、主人公2人の対照的な性格と絶対的な友情や信頼関係という対比が良かった。
クリフはどこまでもカッコイイし、リックはどこか可愛い。
セリフが覚えられなくて自分に怒りが収まらないシーンやその後の渾身の演技を子役に褒められ感極まるシーンは思わず泣いた。
さらに、この2人に対するシャロン・テートやロマン・ポランスキーたちとの対比もくっきりしていて、俳優たちの栄枯盛衰が残酷なくらい描かれてハリウッドの縮図をとても上手く映している気がした。

今年1の映画な気がする!
レイトショーで1人で1番後ろから見るのがおすすめ!
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