ShojiIkura

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのShojiIkuraのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 口コミで、シャロン・テート事件を学んでから見るべき映画、との情報を信じて、Wikipediaで調べてから観賞した。そしてそのために、映画の終盤に向かうにつれて重苦しい気持ちになった。特にシャロンがキュートなキャラクターだっただけに‥。ところが結末は大どんでん返しでまさかのハッピーエンド。これは、ハリウッドと映画を愛するタランティーノが、それを踏みにじったシャロン・テート事件に対し、復習をした映画であり、それによって、ワンス・アポン・ア・タイム~というタイトルが示す通り、この時代のハリウッドを古きよき時代に位置付けたかったのではないか、と思った。
 ただし、復習にしてもえげつなさ過ぎる。タランティーノらしい暴力描写だが、僕は好みではない。
 よかったのは、やはりレオとブラッドの共演。スーパースター二人の息の合った演技は、実生活でも仲良しであってほしいと願ってしまうほどだ。こういうのも、映画が見せてくれる「夢」だと思う。
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