このレビューはネタバレを含みます
Q.タランティーノの作品って本当にどの作品を観ても『没入感』が凄いと感じる。
全く話の筋とは無関係な駄話とか、登場人物達のだらしない仕草を敢えて描くことで、『映画』という架空の世界にもの凄い親近感が生まれる。
そしてそこにタランティーノが大好きだった数々の映画オマージュが散りばめられる。
本当に彼の作品ってどれもこれも’’クソ最高“過ぎる。
本作もそんな彼の映画文法に則って話が進む。
ブルース・リーのエピソードなんて完全にどーでもいい話なんだが、タランティーノ作品の世界に不要なモノなんて無い。
『シャロン・テート事件』だって彼の世界なら無かったコトに出来る。
舞台を古き良き時代のハリウッドとしている所からして、タランティーノの『映画への恩返し』の気持ちが凄く伝わってくる。
でも単なる懐古主義的な話では決してなく、クライマックスには大拍手したくなる様なカタルシスが控えている。
それにしてもまさかそんな結末になるとは…。
L.ディカプリオ、B.ピット、M.ロビーという主演3人に加え、A.パチーノにK.ラッセル、M.マドセンまでいてキャストは超豪華。
正に『映画に全てを捧げた者たち』の作品。
最高‼️
追伸
このジャケット、ディカプリオか立ち○ョンしてる様に見えるのは私だけ？
