ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの作品情報・感想・評価

上映館(4館)

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド2019年製作の映画)

Once Upon a Time In Hollywood

上映日:2019年08月30日

製作国:

上映時間:159分

3.9

あらすじ

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に投稿された感想・評価

「ハリウッド映画史上、最も優しい暴力に祝福を」

今日へと繋げられたQ・タランティーノ監督第9作は、代表作「パルプ・フィクション」のテイストと意欲作「イングロリアス・バスターズ」のホープが出会う、引退作を前にしたキャリアの集大成。
古き良きハリウッドを舞台にした日常映画という、この鬼才をして斬新すぎる構成に序盤は戸惑ったが、持ち味であるシーンのポテンシャルがただ純粋なポテンシャルとして発揮される至福の時間・・・そこに映画の神が宿っている。
クライマックスの展開はネタバレを回避しつつ早く劇場へと言うほかないが、今この日本において最もタイムリーな、創作物に対する究極的なジレンマと対峙することを覚悟しておいてほしい。

鑑賞記録
2019.08.31
MOVIXさいたまDOLBYCINEMA
→日本ドルビーシネマ初のネイティブ4K作品上映は、フィルムの質感とデジタルの安定を兼ね備えた良いとこどりの映像、その表現力に寄り添った音響も素晴らしく全てがクライマックスをお膳立てる。
菜奈

菜奈の感想・評価

-
ほんとのヒッピーの意味を知った
2019.9
ポランスキーの事件については知っていたので、彼とその妻が出てきた時から、ラストに向かうまでずっとドキドキしていたのだが、ああいう結末とは・・・
タランティーノなりの「救い」だったんだなぁと理解することができて、ホッとすることが出来る作品だった。
ただ、実際の事件のことを知らない人が見たら、ただのオバカ映画だよな・・・
Riya

Riyaの感想・評価

3.5
Last 30 minutes is everything
おもろかった。
ちえ

ちえの感想・評価

4.2
時代背景も好きな時代で、
ブラッドピット好きにはたまりません。
ストーリーはやはりタランティーノさん
らしく激しめ。
私的にはスッキリする映画で好き。
AOI

AOIの感想・評価

3.9
ラストにかけて、いきなり
タランティーノ節炸裂😂😳💥
mfj3

mfj3の感想・評価

4.0
タランティーノは好きだ。笑えるし。
るる

るるの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

メインビジュアルとキャストのみが記載されたチラシにノックアウトされて。

見たかったふたりの共演に加えてマーゴット・ロビーが出てる、絶対見たいと思ったものの、タランティーノによるハリウッド黄金期懐古映画は、ノットフォーミーな予感…と一抹の不安を抱え、事前情報を入れるかどうか随分迷った、

シャロン・テート事件を知っておいたほうがいい、ある事件に向かっていく、時限式物語、従来のタランティーノ作品が苦手なひとほど好意的な評価、ブルース・リーは作中通り撮影現場で勝負を仕掛けていたらしいが実際には必ず勝っていた、という断片的な情報を入れた時点で、事件とやらの概要を把握しておくかどうか再度迷ったものの、予告編も見ずに劇場へ。

車のシーンは今後ぜんぶあんな感じで撮ってほしいと思った。
『ハウス・ジャック・ビルド』『ガラスの城の約束』と、運転する話者が助手席の相手=カメラのほうを向いて話す、という描写に立て続けにあたって、よそ見運転やめてくれ〜!陳腐!とゾワゾワしてたので、
後部座席からのアングル、そう、こうやって撮ればいいよな、と。『ファントム・スレッド』も思い出したけど。とにかくカッコよかった。

自動車大国・アメリカがつくるアメリカ映画は自動車をかっこよく撮らなければならない、矜持を感じた気がして良かった。
そういえば、アニメだけど『ひるね姫』は日本の自動車産業の話だったのに車が全然カッコよく見えなかったんだよな…プロパガンダや企業CMをやれとは思わないけれど、産業と愛国心が絡むのも大嫌いだけれど、大なり小なり愛着を持って撮るべきだよな、などと思った。

子供の頃、『タイタニック』による"レオ様"ブームをテレビのワイドショーか何かで見て、その後『オーシャンズ11』のブラピ・フィーバーを目の当たりにして、二人を混同することがあった、彼らによるダブル主演、俳優とスタントマン役、個人的に、気付いていなかったツボを不意に突かれたような競演だった。

オーシャンズシリーズのファンとしては、スクリーンの中のブラピにはやっぱり、物食いながら喋っててほしいし、自分以外の誰かを主人と定めながら、二番手としての自由を謳歌していてほしい、と思った。

とはいえ、スタントマンの暮らしぶり、マジで?と仰け反ったけどな…あの格差を目の当たりにしながら、なんで仲違いせずにやっていけるの…凄すぎるだろ…と思っちゃった。私にはわからなかった。天真爛漫で無邪気な男主人公を立てて、愛でながら生きる才能が私にはないのだと思う。

西部劇に明るくないのでノットフォーミーであることは承知しつつ、
"男らしさ"解体ブームのなか、仲良しの男二人組、泣く男、などなど、文脈は拾いながら見た。

それにしても、ファンや批評家から足フェチだとバレたうえで映画を撮るタランティーノ、どんな気持ちなんだろうか。サービスとして足撮ってるフシもあるのかな、それともバレてるならはばかることなく撮ってやる、って感じなんだろうか。

子役が樽の上に足を置くあたり、注視してしまったんだけど、ブーツをキッチリ履いていて、なんだか安心してしまった。ヒッピーの女の子に対する車内での年齢確認、至極まっとうだったけれど、その裸足は撮るんだな…信頼できねえな…とか。映画館のマーゴット・ロビーの足裏には苦笑してしまった、さすがに無理があるだろ、その体勢、それでも撮るのか、なんなんだ…とか。苦笑してしまった。

さて、シャロン・テートはどのようにして殺されるのだろう、事が起こるのはこの後なのだろうか、と構えていて、おまけ映像付きエンドロールが短く感じられたのは良かったのか悪かったのか。

鑑賞後にウィキペディアでシャロン・テートの項を読み、ようやく、ああこれは、"こうだったらよかったのにな"物語か、と気付いて、事実に対して不誠実に感じる創作は苦手なはずなのに、悪い気はしないな、タランティーノって意外とロマンティストなんだな、あんなカウボーイたちがいたら良かったのにな、ってことでしょ…としんみりしたんだけど、

タランティーノとワインスタインのつながりを思い出して、やっぱり、どうなんだろうな…と。

火炎放射器のシーンに痛快さを感じられなかった理由を考えていたのだけれど、やっぱりあの、ヒッピーの女たちが美しくて眩しくて楽しそうだったぶん、彼女たちが事件を起こしたことに苦味を感じてしまったし、返り討ちに遭うさまに気持ちが追いつかなかったんだと思う。もっといけすかないバカどもを蹴散らす描写であって欲しかった。。

犯人たちをぶちのめすのが、シャロン・テートのスタントマンなら文句なかったのにな、とも思った。男が女を理由なく救う、そういう世界であってほしい気持ちと、いややっぱり、女を救う女を見たい、見たことないものをもっと見たい、という気持ちがせめぎ合ってしまった。

ノットフォーミーのわりに、そこそこ楽しく全編飽きずに見られたのは良かった。タランティーノに苦手意識は相変わらずあるけど。映画館で観る贅沢は堪能した。
ラストシーンのためだけにある数時間。
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