ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの作品情報・感想・評価・動画配信

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド2019年製作の映画)

Once Upon a Time In Hollywood

上映日:2019年08月30日

製作国:

上映時間:159分

3.9

あらすじ

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に投稿された感想・評価

sleepy

sleepyの感想・評価

4.6
こうであって欲しかったという「願い」 ****


すでにディカプリオ、ピットが会見などで述べているので気恥ずかしいけれど、全編に1960年代後半、「69年」のハリウッドへの、LAへの、映画・テレビドラマへの、役者たちへの愛が、郷愁が溢れる。この頃は世相としても、大手映画産業にとってもどん底の時代(そんな中、あのヒッピームーヴメント、フラワーチルドレン、New American cinemaがあるのだが)。しかしテートが象徴する無垢があり、これが血にまみれる忌まわしいシャロン・テート事件があった。

本作は監督から69年への、シャロンへの恩返しであり、遅れて来た詫び状なのかも知れない。過去が「こうであって欲しかった」というタランティーノの願い。「みなさん、大丈夫ですか」と繰り返すインターコムのシャロンの声を聞いたとき、そしてここに不思議な「Miss Lily Langtry」(Maurice Jarre作曲。映画「ロイ・ビーン」の音楽)が流れた時、不覚にも胸が熱くなってしまった(つまりひとりの女性への憧憬だ)。

また、海外サイトによればブラピとディカプリオは、ハル・ニーダムとバート・レイノルズの印象をダブらせているらしい。日向日蔭にいるさまざまな役者と裏方へのシンパシー。映画ファンにはこれも胸アツ。後70年代半ばに二人は監督・主演名コンビとして多くの作品でみなを楽しませた(「トランザム7000」「キャノンボール」シリーズ。そしてそのものズバリ「グレート・スタントマン」)。そういえばディカプリオにはレイノルズの面影がある。本作にも出演予定だったが昨年9月逝去。代わりにB・ダーンが演じた。

タレントたちが、ラスト13分にぶっとんだ、というような宣伝コメントをしているけれど、テート事件を知って言っているのかやや疑問(確かにぶっとんだけれど)。予告編からは想像もつかないようなこの13分にはひっくり返りそうになったし、知らなくとも危険なカタルシスが確かにある。しかしテート事件を知っているとそのカタルシスとエモーションは何倍にもなるだろう。いや、質が違うものになるだろう。

本作は単なる聖林裏話ではない。能天気な「あの頃は良かった」でもない。ブラピが言ったように、イノセンスの喪失。テートが自身出演作を劇場で観るところの愛おしさ・可愛さ。何が起こってもおかしくない街と人生と時代。本作は一種のパラレルワールド。まだまだ見落としている点がありそうな飽きる間もない161分。ディカプリオがお茶目で良いけれど、飄々としているが危険な香りプンプンのブラピがさらに素晴らしい。それとエンドロールの終わりに・・・。

余談1:ポランスキーは本作を観たのだろうか。どう思ったのだろうか。妻セニエはSNSで抗議したらしいが。余談2:(そっくりさん演じる)マクイーン(ディカプリオ役と正反対の役どころ)とブルース・リーも登場。余談3:本作がスコープサイズであることも重要だし、既存の音楽使用のセンスが抜群。最高に手のこんだ楽屋オチ?もいろいろ。
少年

少年の感想・評価

4.0
黄色のアロハを古着屋に買いに行って
LSD漬けのタバコをヒッピーから買って
トリップしたらドッグフードをひと舐めしてっと。笑

おもしろかったなぁ。
THE タランティーノ ムービー

忠実な番犬をいつか飼おう。

こうゆう時代背景の表れてる映画はすごく好きです。
SH

SHの感想・評価

4.0
ラストの絶叫アトラクション的カオスな面白さだけじゃないのがいいよね。
ヒッピーを差別する自分を棚に上げて、ナチを『正義の』火炎放射器で焼き殺すという滑稽さもあるという。

3
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.5
友情と、オマージュと
リックとクリフの固い友情は、きっとタランティーノの変わらぬハリウッドへのリスペクトと同じくらい不変なのだ。

ちょっと悲観的だか、見栄っ張りのリックと、欲はないが、冷静で腕っ節の強いクリフ。

アンバランスだが固い友情で結ばれた、この2人は、あれやこれや複雑怪奇だが、多くの人を惹きつけてやまないハリウッドそのものなのではないか。

大脱走、マックイーン、ブルースリー。
古い良きハリウッドの名作と俳優たち。
ロマンポランスキーとシャロンテートの事件はあまりにも有名で、そこは事実を描くのかとドキドキしたが、ところがどっこい、さすがタランティーノので、クリフを絡ませた別の展開を持ってきて、独特な血みどろ、丸焼けの暴力シーンで皆を惹きつける。
凄惨なはずなのに、目を背けるほとではないのはなぜだろうか。

そう言えば、観客がシャロンテート事件を想起させるように、きっちりヒッピーやカルト集団を描いて、見る側を翻弄するのもタランティーノらしい。
それに、これも古き良きハリウッドらしく、勧善懲悪で、寡黙で、どこか世の中を見通したようなクリフの正義(?)は勝つのだ!

古き良きハリウッドよ、もう一度…と言うより、きっとこうしたリスペクトがある限り、そして続く限り、映画は面白いんじゃないかと期待させてくれる。
そう、ハリウッド、まだ頑張れよ、と励ましたくなる、まだ、友達たよなと言いたくなるような、ジワっと楽しい映画だった。
ヒッピー怖い
音楽と雰囲気が好き

あと最後はやっぱタランティーノって感じ!

シャロンテート事件について下調べしてから見て本当よかった

kazのレビューに助けられた
monica

monicaの感想・評価

3.0
雰囲気も時代背景も好みすぎだし、ブラピとレオ様がかっこよすぎて見惚れてたけど、予備知識も予告も見なかったからいまいちストーリーが理解できなかった
mao

maoの感想・評価

3.9
お待ちしておりましたタランティーノ。
映画館で観たかったな。
69年バリバリ。音楽、車、映画、衣装、ヒッピー、ベトナム戦争、暴力、その他諸々。
詰め込んで突き詰めてとことん遊んでタランティーノ節満載でした。
素直に良かった。
けど、詰め込み方が深過ぎてスッと入ってくる部分と時間かかる部分との両方。
視点観点が多過ぎて知識が追いつかない。
くらい凄かった。知らんけど。
誰かが多幸感に溢れる映画だと言っていたけど、生きることの儚さと喜びを感じる映画だった。ストーリーに直接的には影響を与えていないシャロン・テートの生き生きした表情が今も印象に残っている。
KADFILM

KADFILMの感想・評価

3.8
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