ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの作品情報・感想・評価 - 6ページ目

上映館(10館)

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド2019年製作の映画)

Once Upon a Time In Hollywood

上映日:2019年08月30日

製作国:

上映時間:159分

あらすじ

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に投稿された感想・評価

picca

piccaの感想・評価

4.0
最後20分がなければ欲求不満で発狂するところだったけど最後20分があったからサイコーに気持ちよく爽快さっぱりで映画館を出ました🤤
映画の小ネタいっぱいでおもしろかったし、ほろ酔いで端っこの席で観てたけどいっぱい笑ってたのしかった🤤
momotaro

momotaroの感想・評価

3.8
・約160分、飽きることなく完走。
・お伽話の結末は...そう来たか〜!
ロッゴ

ロッゴの感想・評価

5.0
クリフ・ブースとかいうクソ魅力的なサイコパス

強い・優しい・かっこいい・仕事できる・リックの言うこと何でもきいてくれる・喧嘩はブルースリーより強い・話がめっちゃ合う・服がおしゃれ・容赦なく人を殴る

終始こんなチート奴がずっと視聴者(≒リック)のそばに居て味方でいてくれるの、頼もしすぎて最高じゃないですか…ブラピ全く興味なかったのに好きになってしまった

リック・ダルトンはダメな奴になりかけてるけど根はすごく真面目でいい奴で こんな(ボコボコに折られかけてはいるものの)真っ直ぐでキュートな人が主人公ってのもタランティーノ作品では珍しい気がしました リックの会心の演技にもらい泣きしてしまった 大好き…
二人、ずっと友達で居てくれたらいいな


あと、毎度のことながら誰かさんのタマが犠牲になったり、グリーンホーネットの話が出てきたり(ミスターKato...)、色々とご褒美が多くて嬉しかった
ガロン

ガロンの感想・評価

4.0
事前情報は入れておいた方がより楽しめる。事前情報なくても往年のハリウッドの雰囲気が楽しめる。観客を不安にさせる演出からブラックユーモアで落とすところがすごい。タランティーノの他の作品も観なくては。と思わせる作品。
moto

motoの感想・評価

5.0
フィルムの見切れた先からも漂う映画臭。
もうわんさかな映画らしさ。

どの時代にもいる達者な子役、落ち目の悪役、駆け出しのテート。
映画館やスタジオでの満足気な顔。というか映画に携わる三者三様の喜び。
特にテートの映画館シーン好きだな。
悲劇の象徴じゃなく、ささやかな映画人、その喜びを感じる1人として描くところがなんとも。
ゴーゴー夕張の名前聞いた時にも思ったけどタランティーノの粋で熱い図らいが好きだしこれからもニヤニヤしていたい。劇場映画としての監督引退…反対。

トレーラーハウスでの雑な食事支度。
アルパチーノよりもツメ跡ならぬキバ跡を残す犬。
ギルバートグレープの号泣から26年。
熟成された泣きっ面のレオ。
アメ車にブラピ。
行儀の悪い女の乗り上げた両足。
酒とタバコの映し方よ。

妄信的に事件を起こした集団やその史実に対して映画愛でボコる最高のおとぎ話。

もしくは、だったかもしれないよな、人生は。
これが初のタランティーノ作品。
(ど、どこを味わったらいいのかわからない…!)

一番印象的なのは女の子の脇毛。

ブラピが動くたびにハラハラする。事件が起こりそうな気配がする。

火炎放射器はフィクションの中だけにしてくれ。
コブラも観たし、事前にシャロンテート事件も調べたし、タランティーノ作品(1部だけど)鑑賞しました。

しかし残念ながらIQ3の私は「すごーい!オモチローイ✨あ!あの子可愛いーー!アクションシーンサイコー🤪🤪!!」としか思えませんでした😇
映画の夢を体現した作品
シャロンテート事件について詳しく知っている方が楽しめるから事件のウィキペディア見ておこう
ただし絶対にこの映画のネタバレは見ないように

ハリウッドで落ち目の俳優とスタントマンの友情物としても面白いし、カメラワークが最高すぎる。長回しかつ退屈そうな景色シーンもこのカメラワークで常に惹きつけられる
長い上映時間があっという間に終わる

本作はタランティーノに騙されたと思いながら実はいつものタランティーノ作品と変わらないのもビックリ
正に集大成とも言える映画
Sayoooo

Sayooooの感想・評価

-
3時間あるのに飽きさせないのはすごい。
あと何にも語ってないのもすごい。
現実に起きた事件をモチーフにはしているけど、ただそれだけなんだよね。

ブラッド・ピットのサービスカットとディカプリオの俳優たらしめた俳優感が見どころ。
あと60年代のファッションと音楽も素敵。

イタリアに染まって帰るアホさが最高だった。
komo

komoの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

かつて西部劇のTVシリーズで人気を博していたリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、今や落ち目の俳優となっていた。起死回生を狙うリックを、彼のスタントマンであり親友でもあるクリフ(ブラット・ピット)が見守っている。
ある日リックと共に映画の撮影現場に向かったクリフだったが、訳あって二人は別行動となり、クリフは奇妙な場所へ向かうことになる。
後に二人の運命を大きく変えることになるその一日と、それから半年後、ハリウッドを震撼させたあの『シャロン・テート殺害事件』が起こった1969年8月9日の出来事が描かれる。


期待に違わぬ面白さ!!!
やはりタランティーノ監督は凄まじい執念とセンスを持つ人なのだと再認識しました。
私は往年の映画に詳しくないため、散りばめられた美味しい小ネタを理解しきれていないのが悔しいのですが、それでも監督の映画愛がこれでもかというくらい伝わってきました。

映画の構成としては、俳優として挽回を狙うリックの苦悩と、彼と別所で動くクリフの奔放な行動の描写にほとんどの尺が取られています。タランティーノ監督の過去作に倣い、『意味のない会話』と思われるシーンもあるものの、1969年8月9日のシチュエーションにがっしりと繋がる、揺るぎない根幹のある脚本に驚かされるばかりでした。
メディアで話題になった『衝撃のラスト13分』というのは、まさにその8/9を描写するシーンの事です。こちらについては後述します。

まず、全体的に自暴自棄のレオ様最高すぎます。
台詞を忘れた自分に苛立ち、トレーラーで自我を失うあの激しい芝居はアドリブだそうで…。劇中では落ち目の俳優ですが、現実のレオ様は経年と共に脂の乗って行く素晴らしい役者であり好感度しかありません。
ブラピもまた心身共にマッチョで自信たっぷりの役回り。ファイトクラブでの彼を彷彿とさせる、『男が憧れる男』像。クリフの強靭無敵でおちゃらけたキャラクター像、ほんとにかっこいい…。

上記2名は架空の人物ですが、実在した女優、シャロン・テートにマーゴット・ロビーが扮しています。名監督ロマン・ポランスキーの妻でありながら、女優としては駆け出しのシャロン。自身が出演した映画のポスターを街角で見つけ、嬉しそうに映画館へと入って行く姿が愛嬌たっぷりです。そしてそこで流れているのは、シャロンが出演していた実際の映画。

それからクリフとケンカする羽目になるブルース・リー(マイク・モー)。こんな扱いで大丈夫なのでしょうか…(笑)
2人がハッスルして車がベコベコになるまでのくだり、めちゃくちゃ面白かったのですが、声を上げて笑っている観客が他にいなかったので必死にこらえました^^;

また、大人びた8歳の子役トルーディ(ジュリア・バターズ)はリックを評価し、慰める立場にありました。女優として前途洋々な彼女は、役者としての光を失いかけているリック、そして26歳で殺害されることとなるシャロンとは対極に位置する人物です。
タランティーノ監督はこのキャラクターを通して、これからの映画業界に瑞々しい希望があることへの賞賛をしたかったのかなと考えてしまいました。
そしてそしてプロデューサー役でアル・パチーノも出演しており、実に濃厚なキャストです。

冒頭でイタリアを毛嫌いしていたリックですが、最終的にイタリアに渡り、マカロニウエスタンで成功を収め、現地で奥さんまでゲットして帰国します(マカロニナイズドされたレオ様の髪型がいい感じ)。
リックとの仕事に終止符が打たれることを悟ったクリフは、飼い犬を可愛がりつつ、『あの日』『ヒッピーの女の子から』手に入れたLSDをやって過ごします。
このLSDこそが彼の勝因となるわけなのですが、元々それを持っていたのはヒッピーなんですよね。これが皮肉でもあり、稀有な運命の象徴でもあります。
ラストシーンでクリフとリックが闘うのは、チャールズ・マンソンの支配下にあるヒッピーの若者。
ラリってるクリフ、寛いでいたリック、そしてクリフに忠実なワンちゃんは、成り行きでヒッピーたちを撃退します。ワンちゃんは危機を察しての賢明な働きでしたが、他の2人は襲われている自覚すらなくあっけらかんとしていました。いや本当に痛快です。かなりグロテスクで残虐なシーンなのですが、他のタランティーノ作品よりも『フィクションみ』が強いおかげで、すっきりと観られます。

なぜフィクションみが強いと感じたかといえば、この作品のタイトルが『ワンスアポンアタイムインハリウッド』……つまり『昔々、ハリウッドでこんなことがありました』というタイトルでありながら、『史実と違う物語を描いているから』です。
この作品では、シャロン・テートが殺害されずに済むのです。リックとクリフが殺人鬼たちを撃退したおかげで。

正直なところ、殺人鬼たちがシャロンの邸宅ではなくリックたちの方へ向かった時点で、シャロンが死なないという結末は予測できました。
けれども、最後まで互いに生き残ったシャロンとリックの邂逅はとても温かいものであり、大満足のラストシーンでした。
あの爽快な応戦シーンと、そしてこの平和な結末は合わせてたった13分。しかしこのエンディングを描くために長尺が費やされたことも納得です。

この映画を見て調べたばかりの付け焼き刃の知識ですが、現実世界におけるシャロン・テート殺害の裏には、チャールズ・マンソンという人物が率いていたカルト教団の重苦しい陰があったそうです。その全貌は映画では描かれていませんが、そういった史実も古き良きアメリカを知る上で重要だとは思います。
しかし私は、タランティーノ監督が本作で見せてくれたような、歴史を希望的な形で出力するエンターテイメントを実に心地よく感じました。また、俳優という輝かしい立場の者だけでなく、スタントマンという影の職業への賛歌も含めて、本当に映画愛に満ち溢れた作品だと思いました。

ところでヒッピーの女の子たちの中にユマ・サーマンの娘さんがいたそうです(知らなかった)。ダコタ・ファニングも観られて良かった!
パルプフィクション等のタランティーノ作品でおなじみの煙草、『レッド・アップル』のCMも痛快でした。何年にも渡る自作のモチーフをここでこんなに活かしてくるなんて…!
あらゆる箇所でタランティーノ監督の集大成的なエッセンスが感じられる作品でした。監督自身はあと一本しか撮らないと公言しているそうですが、まだまだ多くの作品を撮ってほしいです。