しちれゆ

男と女、モントーク岬でのしちれゆのレビュー・感想・評価

男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)
3.8
レベッカがマックスをモントーク岬に誘ったのは何故?
マックスは17年ぶりに再会したレベッカを執拗に求めるけれど、実は彼は彼女との思い出をすっかり忘れて思うがままの人生を生きてきた。
忘れられない恋を胸に抱えていたのはむしろレベッカの方、マックスを拒否し続けていたけれどやっぱり好き、忘れられない、マックスを思い続けて生きてきた17年、心とはかくも御し難いものなのだなぁ。

事実婚妻クララの住まいをも知らなかったマックス、ケバブ屋の2階の貧しげな部屋を初めて見た時の「だからお前は臭かったのか!」(多分こんなふうな言い方してたような)と言い放つ冷淡さに驚きました。

モントーク岬へと出発する時のニーナ・ホス(レベッカ)
水色のコートにくるぶしが出る丈のスキニー、素足に履いたフラットシューズ
そしてホテルで着ていたアイボリーのケーブルセーターと大ぶりのショール
とてもとても素敵だった!
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