男と女、モントーク岬での作品情報・感想・評価

男と女、モントーク岬で2017年製作の映画)

Return to Montauk

上映日:2018年05月26日

製作国:

上映時間:106分

3.3

あらすじ

作家のマックスは、新作のプロモーションのためにニューヨークを訪れる。実らなかった恋の思い出を綴った小説を携えて。かつての恋人レベッカと再会を果たすマックスだったが、別れてから何があったのかレベッカは何ひとつ語ろうとしない。失意のマックスがニューヨークを発つ3日前、レベッカからモントーク岬への旅の誘いが舞い込む。幸せだった頃の2人が訪れた場所だ。果たしてレベッカの真意は?彼女の過去の秘密とは――?

「男と女、モントーク岬で」に投稿された感想・評価

tori

toriの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分よりはるかに頭が良く成功している元カノ
しかも辛辣な言葉を矢継ぎ早に投げかけてくる
自分だったら「失礼いたしました~」と尻尾を丸めて退散する

この男
熱くなっている
学ばない
自己中である
この家は自分で買ったの?
等々恥も外聞もない

振られた挙げ句、奥さんに無理やり許しを乞う
実に情けない

というものの自分が同じシチュエーションになったら似たような恥ずかしい行動をとらない確信はない 
(覚えている限りこんな元カノいないのでひとまず安心)

ニューヨーク
ジャズ
ドライブ
反面教師として学び
含蓄ある会話
総合するととても楽しめた

女性視点、成功体験/失敗体験の有無、精神状態等によってそれぞれ意見分かれるだろうが

もうすぐ次のニューヨーク 
Wonder Wheel@コニー・アイランド
ポポ子

ポポ子の感想・評価

3.2
男ってね。
〈ブリキの太鼓〉の名匠がどうしても描きたかったこととは、他人に言わせりゃどうでもいいような男と女のラブゲームだった。岬とか灯台あたりまで行けばたいていの人物が絵になるものでしょ。もう好きにしたらいい。
レベッカがマックスをモントーク岬に誘ったのは何故?
マックスは17年ぶりに再会したレベッカを執拗に求めるけれど、実は彼は彼女との思い出をすっかり忘れて思うがままの人生を生きてきた。
忘れられない恋を胸に抱えていたのはむしろレベッカの方、マックスを拒否し続けていたけれどやっぱり好き、忘れられない、マックスを思い続けて生きてきた17年、心とはかくも御し難いものなのだなぁ。

事実婚妻クララの住まいをも知らなかったマックス、ケバブ屋の2階の貧しげな部屋を初めて見た時の「だからお前は臭かったのか!」(多分こんなふうな言い方してたような)と言い放つ冷淡さに驚きました。

モントーク岬へと出発する時のニーナ・ホス(レベッカ)
水色のコートにくるぶしが出る丈のスキニー、素足に履いたフラットシューズ
そしてホテルで着ていたアイボリーのケーブルセーターと大ぶりのショール
とてもとても素敵だった!
丘

丘の感想・評価

-
2018.8.14鑑賞。
lgKaoring

lgKaoringの感想・評価

3.5
「ブリキの太鼓」の監督が撮った大人のラブストーリー。

男は幻想に生き、女は現実に生きていくって事か?
だけど、女の方も過去だけに縛られて生きているのではないか?それを男のせいにして。

どちらにしろ、過去の恋愛は不思議といい思い出だけが残るもので、間違ってもSNSで昔の恋人を検索してはいけない。
記録
中年作家のめんどくさい恋愛、こじらせ、みたいな表現は短絡過ぎるけど いい感じの大人の けど大人になりきれない男の恋愛模様でした。
自己中で、自分の思った通りに相手は思ってる考えかた、イタすぎました。

ただ、回想シーンはないのに、過去を想像できる作り、わざとらしくない昔話 秀逸でした。また、台詞をはじめ、なんとなく品の良い、また朗読時の素敵な表現はさらりと使ってみたくなりました。

残念ながら 鑑賞は私1人でした。
呑芙庵

呑芙庵の感想・評価

5.0
傑作。人生は後悔が核になる、そうでしょ。

中年の男女の恋愛モノではあるのだが、観ている側はなにも期待に胸踊らされることがない、上気した頬など望めもしない、北欧らしい? 寒々とした色調に映える色などなにもない。無機質。

人間のどうしようもなさ。アシスタントの女の子以外が全員イヤな部分をもっていて、それが全部行動や表情というよりは台詞に載るのが面白いなと思った。わたしも性格が悪いので、やつら、言葉に生きてらあ、と思ったことをこうして言葉に載せておく。



小説家の男、なにも責任を取れずフロウに生きていて、女をいたるところで傷つけている、傷つけているのだが、傷つけたくはないと思っており、しかし、フロウに生きていることそれ自体を悪いことだとは思っていない。最後の飛行機の中での表情に一種の感慨が潜んでいて殴り倒したくなるようででもそれは人間らしさだしぶっちゃけ魅力なので許すしかない。フランス語で喋る金持ちのお爺さんのフランス語で話すことのイヤミ。クレーの絵を持っているのが全く素敵に思えない、いやらしい。女たちもそれぞれ本当にイヤなところがあり、みんなサイテー。


オープニングのクレジットの出し方がめちゃめちゃカッコよかった。飛行場に着陸してタクシーを取るところまでの音声が流れて、そこにシルビアビュッフェの絵みたいな白に黒の線が動く橋のようにガシャンガシャンなる。ニューヨーク! と思わされる。

個人的にモントーク岬に行く間に坂を下る車を遠くから撮ったショットがベタだけどよかった。

ネコ〜ネコ。ネコ

ディランをかけながら昔のエネルギーを今に回帰させようとする中年男性にドライブシーンを観て欲しいね。浅ましい、浅ましいけど仕方ない、でもそれ、カッコ良くはないよ。


マックスリヒターがもっとも映える映画だと思う。ぴったり。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

 ヨーロッパ映画がすごいなぁと思うのは、スカルスガルドみたいなどう考えても恋愛映画の主役向きじゃない顔をドドンと主役にもってくるとこですが今回もスカルスガルドすごい顔。こわい。どっからどう見ても怖い。うめぼしのおっきいのみたいな顔。いや、彼がたくさんの映画に出てる名優なのは知ってますが、日本映画でこんな顔のおっさんを主役に恋愛ものは絶対撮れないだろうなと思う。男はいつまでも過去を振り切れなくて、「何か」が女との間にあったと信じたいんだけど、女は割とあっさりしてて。あぁこの雰囲気自体は好き。「やった後悔よりもやらなかった後悔の方が大きい」ってのはよく聞くけど、「やりすぎちゃった後悔」ってのの方が個人的には怖い。同じNYでもまったく生活の質が違う二人の部屋の格差に愕然。「映画を見てる限りだとNYは素敵な街だけど現実はどこまでも孤独な街。」ってそうかもしれない
女心は完璧には一生理解できないと思うし、もちろん理解するための努力は(貴女の顔色を伺いながら)一生していくんだろうなぁと思う。
面倒臭いなんて決して思わないです!笑
なんて言いながらも、結局、男は自分勝手なんですよね。(反省)
>|