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グッバイ、リチャード!のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
3.7

人生🎬

ストーリーは大学教授である主人公が余命宣告を受けた事をきっかけに残された人生を自由に生きる姿を描いた作品でした。作品は残りの人生を自由に生きることを決意した主人公の姿を軸に彼の生き方が周囲に与える影響を描いていました。今作は"人生"について考えさせられた作品でした。余命宣告を受けた後彼はマリファナ・酒・ワンナイトなどやり残した事をトコトンやり抜きました。一見ふざけている様に見えますが、生徒に対し授業を行いながら、人生について語る主人公の真剣な姿が印象的でした。また多感な時期である娘に対する主人公の行動や言動はお手本の様でした。かなりぶっ飛んだ主人公を演じたジョニー・デップでしたが、波瀾万丈の人生はリチャードと重なる部分が多く、ピッタリの役柄だと思いました。また今作で印象的だったのがパーティーでの演説のシーンで言った『より良く死ぬために、より良く生きること』というセリフです。多くの人は余命宣告を受け塞ぎがちになると思いますが、彼はその逆で余命宣告前より明るく生きていました。がんというシリアスなテーマとは裏腹に生きるという事をユーモアを交え描いていた点が良かったです。
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