あきたねる

アナと世界の終わりのあきたねるのレビュー・感想・評価

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)
3.6
DVDで視聴

ゾンビミュージカルと異質な組み合わせでありながら、ゾンビ映画あるあるをそれなりに網羅している。レンタル店には洋画ドラマの棚に置いてあったが、確かにこれはゾンビだけどホラーじゃない。...でもドラマってわけでもないな?

親元を離れて海外に夢見るティーン、主人公に片思い男子、アツアツのカップル、ガキ大将、融通の効かないむかつく先公etc...キャラクターも展開もあるあるだが、主人公が学生だからか感染発症の経緯を深掘りしないのが良かった。深掘りしすぎると謎が残りすぎて「歌ってる場合じゃねぇぞ!」ってなってしまうと思うから。

挿入曲が軒並みいい曲。アップテンポからバラード、ロック、メタルっぽいものまで。あとクリスマスソング。soldier at warを歌い出した時は「ニックは絶対終盤にアホやって死ぬ」と思っていたがそんなことはなかった。ごめんニック、いいやつだった。
「輝いていた光はどこ?」でジョンが自分のセーターを光らせるシーンは笑ってしまった。あれはずるい。

噛まれた父親に頼まれて父親を殺したニックが、アナが父親を殺そうとするのを止めるシーンがすごく良かった。

サントラ欲しい。