SI

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のSIのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

2023.5.6
日本橋にて鑑賞

GotG3作目。完結編。傑作。

まず構成がいい。ロケットの出生の秘密である動物実験の回想と、瀕死のロケットを助けるための現在の物語が交互に描かれていく。PP2でロケットは回復。回想で敵への感情を高めつつ、最後に全員勢ぞろいで敵をやっつけるカタルシスを増幅させている。
そして更にジェームズガン本人の亡父への思いや、「ありのままでいい」というテーマ性が乗っかり、かなりの力作になっている。

演出は冒頭の「creep」バックの長回しから良い。曲の詞を借りてグッとロケットの気持ちに寄せつつ、キャラとnowhereを紹介。
ロケットが回復してからの初の戦闘シーンの長回しも素晴らしい。適度に味方がやられてハラハラ。
ガモーラがガーディアンズにつられて最後に子どもたちを助けに加勢するスローモーション。ここもうまい。
最後の祝宴はフローレンス&ザ・マシーンの「Dog days are over」で締める。素晴らしいモブシーン&選曲。

ジェームズガンと折り合いがつかず、これが完結作となってしまうのがあまりに悲しい。もっともっと観たい、と思わせる作品でした。
SI

SI