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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のmanicureのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ガンの作品の構成とメッセージ性が毎回同じような物で飽きてくるのは理解できますが、演出には毎回成長を感じていて、他のマーベルの作品とのクオリティの差がかなり目立ってきました。特に後半のワンカット風のバトルはもう別格じゃないですか。シュールなハリーポッター風の天国シーンはあったけど(笑)、それ以外は今までになかったエモさと大人向けドラマの深み、そして動物まで巻き込んでくる強いメッセージ性も感じられました。

ただ、最後に突然解散する流れだけはどうしても納得できません。今作は明らかに最終章ではなく、2と同じような立ち位置で、チームをより強くしていくストーリーだったはずです。しかし、ガンがクビになったりDCに移籍したりして、結局は無理やり最終章にされてしまいました。それはそれで仕方ないんですが、脚本をもう少し練り直す必要があったのではないでしょうか。今の流れだと、何の理由もなく全員がいきなり出て行きたい気持ちに切り替わっただけですから。

映画が終わった直後はかなり絶賛してしまいましたが、考えれば考えるほど、惜しいな・・・という気持ちになってきます。
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