kazu1961

焼肉ドラゴンのkazu1961のレビュー・感想・評価

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)
4.3
「焼肉ドラゴン」
2018/6/22 公開 日本作品2018-153

あかん!60年代、70年代を関西で過ごし、同和問題や在日問題を身近に感じて育った身にとっては心にガツンとくる作品でした。
「在日問題」「時代に翻弄される普通の人々」を力強く、おかしく、そして尊く見事に描いていますね。
70年代の時代の記憶、人々のぬくもりが鮮明に蘇り、明日を生きるエネルギーで溢れる人生讃歌の物語に仕上がっています。
そしてラストシーンは涙、涙を禁じえませんでした。
それぞれの役柄とキャスティングも最高。
長女・静花役に真木よう子、次女・梨花役に井上真央、三女・美花役に桜庭ななみと美人三姉妹が揃い、静花への思いを秘めたまま梨花と結婚する男性・哲男に大泉洋など日本映画界を代表する豪華キャストが揃っています。さらにキム・サンホ、イ・ジョンウンら韓国の名優が我が子や店に集う騒々しい客たちを、いつも温かなまなざしで優しく包んでいますね。
キム・サンホの子供達に向けるまなざし、そしてラストの慟哭は観るものに心に訴える素晴らしい演技です。
世代や生まれ育った場所、そう言った部分で大きく評価が分かれる作品でしょうね。
私にはどストライク!!

「血と骨」など映画の脚本家としても活躍する劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を映画化。店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋がそれぞれ演じる。