焼肉ドラゴンの作品情報・感想・評価 - 65ページ目

「焼肉ドラゴン」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

きっと明日はいい日だ。どんな昨日であったとしても。

高度成長の狭間に放置された、大阪府伊丹付近にボロ屋を構える在日朝鮮人家族の結婚から強制退去までを描いたモードムービー。
序盤のナレーターの大阪言葉に違和感を覚え、これ大丈夫か!? となったが、直後の井上真央の完璧な大阪弁を聞いて安心した。

これはお国柄なのだろうか。
喧嘩シーンがいちいち大騒ぎだ。それはそれで面白いが日本との違いがすごく目立った。
また、なんだろう、価値観の違いが目立つ。井上真央が早々に大泉洋ではなく、優しくしてくれる人になびくのも違和感があった。
まぁ、大泉洋がぐうの音の出ないほど屑なのでわからなくもないが……というものすごい異文化体験だった。

そして、当時の人々の苦痛がひしひしと伝わってきた。嫌なら帰ればいいだろ! と言われがちだが、この頃の人々は帰ることができないということを知った。
そして、早々に日本で生きて行くことを決意し、日本流に馴染もうとしているのに非情な現実がそれをゆるさない。時夫のキャラクターが、その象徴として現れている。いやー…救いはないんでしょうかね。
だが、徹底したシリアスでもあるのだが、凄まじいコメディ作品でもあるのだ。
4兄弟のお母さんがただただ面白い。
片言の日本語ではあるが、その演技は大阪のおばちゃん然としており、何度も映画館が湧いた。
また、クズ野郎役でも大泉洋はいい。時折素の大泉洋が露見する時があったりして、観てて飽きなかった。

だが、各シーンを長めに撮影するものだから体感としてはかなり長い映画に感じられた。
映画としては素晴らしい、僕は好きなだが残念でならなかった。
かろうじて、役者の名演で救われたというべきだろうか。
筍

筍の感想・評価

3.0
やはり舞台の方が向いている作品ってあるんですね。「焼肉ドラゴン」はまさにそんな作品でした。映画でも決して楽しめない訳じゃないけど、会話劇というのは舞台でこそ生える。
韓国人の名物キャラ、キム・サンウさんのcastingはホッコリした。この夫婦は味がありました。
2日連続の大泉洋祭り!
全く心惹かれないけど試写会でだったら洋ちゃん観たいし、ってことで鑑賞
やっぱりわたしにとっては超駄作でした
ストーリーも脚本も演出も全てがダメ
泣かせようとがんばってるのがひしひしと伝わってきて、もうやめてくださいお願いします!って何回も叫んだよ(心の中で)
2時間が永遠のように長く感じて疲れた...
ery

eryの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

辛いテーマなのにギャグ要素モリモリにしてくれたので、楽しく観れました。
各俳優人とても素晴らしかったです!お父さんの語りは特に良かったし、エンディングで家が倒れる演出はすごく好き!

個人的にはもうちょっと泣きたかった!
あと間合いをかなり取ってるような気がしたので、二時間ぐらいに収まるようにした方が観やすいかなーと感じました!

このレビューはネタバレを含みます

題名と予告みて
焼肉屋さんの経営を立て直す。
とかの話予想してたから、終わってから
ちゃうんかい。ってなったけど
コメディー要素が凄くて楽しめた。
中身はキムチは笑かしにきてた。

ざっくりゆえば、韓国映画の家庭の話。
在日系の話を知るにはもってこいな感じ。

どんな扱いを受けたのか。とかを
知れたけど作品作った監督は、、?
とかゆう疑問も残りつつ。
そして舞台なった場所はぜっったい伊丹
って思った。
朝鮮学校すぐそこにあるし、
空港と花火。ほんで極めつけは公園。
スカイパークの前はこんなんやったんか
って思った。

細かく書くなら、
ええ。不倫し放題←
ええ?そのまま住んでまう??
ええ?そこ結婚するん?

足の説明もうちょい詳しく←
お母さんおもろすぎやろ。
ただ、家族思いであのお母さん大好き。
お父さんの過去が悲しかった。
お父さんも完黙な人やけど
中にいっぱい抱えてたんか。とか。
お父さんも大好き。
最後でわかったけど、
喋ってたん君やったんか。とか
気づくん遅かったかな。笑

こんな日は明日が信じれる
って言葉はいーなーとおもった。

景色いーの見たら私もそう思うよーなるんやろなってゆう影響うけた。
そゆ考え方できんのええなー。

韓国人が話す日本語が可愛い。
涙あり笑いあり。
みんな最後離れ離れになるシーンは
ジーンときた。
あとはほぼ笑ってた。笑
笑ったあかんやろなおもうとこまで
友達とゲラゲラ笑ってもーて
アウェイ感←

大泉洋のしずちゃん思いなとこ好き。
井上真央の切れるキャラは
私かな?って思う位共感出来た。
いきなりどーしたって
なるシーンもあった🤭w
最後笑ってバイバイしようとするとことか、演技うまい!!賞賛。

真木よう子はさすが綺麗。
キャストも良き。日本人より韓国の人の演技がよかったなー。
面白かったなーー!!!って
最後に言えた作品でした👌
よき!
焼肉ドラゴン
6/22公開ですが 一足早くレビュー。
2008年に上演され数々の演劇賞を受賞した同名舞台を、作・演出を務めた鄭義信自らの手で映画化。

1969年 関西の地方都市
伊丹空港近くにある在日韓国人の集落で小さな焼肉店を営む龍吉(キム・サンポ)と妻の英順(イ・ジョンウン)は、静花(真木よう子)梨花(井上真央)美花(桜庭ななみ)の三姉妹と中学生の長男 時生(大江晋平)と6人で暮らしていた。
静花の幼馴染で梨花の夫になった哲男(大泉洋)や常連客達で店は日々賑わい、些細なことで衝突しては泣いたり笑ったりを繰り返す毎日。
それぞれに問題を抱えながらも明日への希望を捨てずに生きていく一家であったが、やがて時代の波が押し寄せて…。
高度経済成長の片隅で手を取り合い逞しく生きる者達の姿を通し、一度築かれた絆は何があっても途絶えぬことを描いた作品だ。

事あるごとに衝突を繰り返す家族達の姿を見ていて思った
生きていてこんなにも真正面から人とブツかり合うことがあるだろうかと
見苦しいまでにブツかって、それでいて再び笑い合うことなどできるだろうかと
家族なら当たり前と言えばそれまでだが、家族にだって限度はある
家族以外の者が相手となれば尚のこと
幼い頃ならそんな関係性もあり得たかもしれないが、大人になった今もそう在り続けるのは難しい
むしろ、ブツかり合うことを極力避けながら生きている
ブツからずに理解し合えるのなら、その方が良いに決まっている
そう、ブツかってしまっても尚理解し合えるだけの関係性を築けているかどうかという話
ぼくの場合、拗れたが最後投げ出してしまうことばかりである
あなたの場合はどうだろう

もしかしたらあの時代特有の要素があったのかもしれない
が、彼らには他に明確な理由があった
彼ら家族がどれだけ衝突したとしても再び手を取り合えるのは、他に行き場所が無いからだ
帰れる場所はあの家だけで、頼れるのも家族だけ
集落を飛び出しても、韓国へ帰化できたとしても、在日である彼らに居場所は無いに等しい
だからこそ、家族の縁だけは断ち切ろうにも断ち切れない
皆それを心得ていたからこそ、家族の繋がりを大切にしながら生きていた
再婚・連れ子・再婚後にできた子ども等の複雑な家庭事情ながらも、固い絆で結ばれた家族のカタチを成していた。

物語の大半が集落でのエピソードで、登場する日本人もごく僅か
だが、彼らは日本語を話し、日本人と変わらぬ容姿を持ち、日本人と変わらぬ名前で呼ばれている
気を抜くと在日云々のことなど忘れ、シンプルな家族の物語として観ていられる
それはそれでアリなのだが、そんな風に思えてしまうぼくはやはり無知な日本人でしかなく、日本人にとって都合の良い思考でしか在日問題を捉えていない証拠
よくよく考えてみれば、根っこの部分には常に在日絡みの問題がチラついていた
数多の理不尽に耐え続けてきたからこそ手に入れた平穏があって、そんな平穏すら脅かされそうになっている彼らの“今”が描かれていた
行き場の無い者達を嘲笑うかのように、絶えず飛行機が彼らの頭上を飛び交う
ついつい真木さんの胸にばかり目がいってしまうぼくは、飛行機の中からしか彼らの心を見ようとしていなかったのだと思う

別に嫌ったり差別したいわけでは無いが、「在日」と聞くとビビってしまう自分がいる
大抵の場合は無知からくる偏見やしょうもない刷り込みで、在日問題の論点を正しく理解できている者の方が少ない
今のご時世、「北朝鮮」と聞くと物騒なイメージしか湧いてこない
話せば分かり合うことのできる人もいるだろうが、そもそも関わり合いになることを選ぼうとしない
それと同じで、他人事で済ませられる内は、何かしらのキッカケが訪れない限りは深入りしようとしないのが人間
辿れば戦前戦後の様々な理由があるのだろうが、劇中の彼らを苦しめていた真の元凶は、誰もが抱える無関心が引き起こす負の連鎖であった。

先人達の苦悩と努力、今を生きる者達のモラルや勇気によって、様々なマイノリティを肯定する流れに時代は変わりつつある
明確な解決策は見つかっちゃいないが、いつの日か在日に対する価値観だって変わる日がやってくるかもしれない
何にせよ、劇中のような時代があったことを、否定しかされてこなかった者達がいたことを、明日への希望を捨てずに生きてきた者達がいたことを忘れてはならない

これまでの人生、関係が途切れてしまった人はどれだけいるだろう
それはつまり、真正面から向き合えなかった人達のこと
離れていても途切れることのない繋がりは、どれだけ本気で相手と向き合えたか次第で決まる
本気でブツかるからこそ、本気で泣ける
本気でブツかるからこそ、本気で笑える
劇中の彼らの関係性こそ、今この時代に必要な人との繋がりに思えて仕方が無い
そんな相手があなたやぼくにはいるだろうか。

とても力強い作品です
ぜひ劇場でご覧ください。

青春★★★★
恋 ★★
エロ★★
サスペンス★★★
ファンタジー★★
総合評価:A
mrk

mrkの感想・評価

-
全然泣けなかったけど観終わった後に「あー映画観たなあ」って感覚になった。この時代を生き抜いたり少しでも経験した人はくるものがあるんだろうか。
まあまあ。真木よう子さんはこういう役が似合う。名作「パッチギ」をまた観たくなりました。
ガーコ

ガーコの感想・評価

4.0
『焼肉ドラゴン』⁉︎

奇抜なタイトルに、「どんなアクション映画?」と思ったら…。

まさか、まさかの、笑って泣ける感動のロードムービーでした。

今回は、鄭監督スペシャルトーク付き!

監督曰く、この作品は2008年に公演された舞台から始まっているようです。

初日の公演後、瞬く間に口コミが広がり、チケットが争奪戦となった幻の舞台だったとのこと。

その人気舞台のリメイクとして、今回映画化が実現したようです。

韓国ではキャスト全員が韓国人だったようですが、今回は日本の有名な俳優や女優が務めました。

大泉洋さん、真木よう子さん、井上真央さん、桜庭ななみさんなどなど、みんな好感を持てる方ばかり!

こんな豪華なキャストなら、絶対感動できるはずと鑑賞しました。

そして、案の定安定した感動の物語でした(笑)

韓国という故郷と右腕を捨てた一人の韓国人が、家族6人貧乏ながらに精一杯生きる姿を描いた感動長編。

春夏秋冬、季節の移り変わりとともに、家族の絆もくるくると目まぐるしく変化していきます。

まるで、一つ一つの描写は、家族の歴史を紐解いているかのようです。

焼肉を食べながら、喧嘩して、喧嘩して、泣いて、怒って、笑って…。

めまぐるしい感情の変化に、終始ハラハラドキドキしました。

この映画の凄いところは、「焼肉ドラゴン」というお店の中で全て展開すること。

時代の流れ、家族の成長、明日への希望、全てこの店の中で発生しているのです。

27年という歳月の流れの中で、家族の抱えてきた悲しみ苦しみ楽しさ嬉しさ全てを受け止めてきたお店。

お店という小規模な舞台であるにも関わらず、スケールの小ささは一切感じられませんでした。

それは、家族の愛がとても強いことを物語っているからこそ!

高度経済成長の時代の波に揉まれながらも、強く逞しく生きる姿に感動しました!



映画上映後に、監督が映画の裏話を色々と教えてくださいました。

監督曰く、アドリブを大切にするとのこと。

大泉洋さんが、マッコリの飲み比べ対決をするシーンでは、2杯で終わるはずが止めどなくカメラを回し続け、最終的にやかん一個分丸々飲み干してしまったという珍事がありました(笑)

ゲップをしながらずっと飲み続ける姿に、劇場は爆笑の嵐!

まさかまさか、これらのシーンが全てアドリブだったとは驚きでした!

また、最後にプレハブ小屋が倒壊するシーンの裏話もありました。

映画の撮影が全て終わった後、タイミングよくセットを倒壊させたとのこと。

本物のセットの一発破壊のため、失敗が許されないハラハラした瞬間だったようですが、無事に撮影できたとのことでホッとしました。

今回は、いつもの試写会と違い、監督自らが作品の面白さ醍醐味、苦労した部分、共演者のエピソードなどなど、40分に渡り公演してくださいました。

どのお話もとても興味深いものばかりで、夢中になって聞き入ってしまいました。

一度観ただけでは、まだまだ分からないことが沢山あるようで、2回観ると良いとこと。

また観るものありかもしれませんね(笑)

今日は、とても充実した試写会でした!
ありがとうございました(o^^o)
りか

りかの感想・評価

3.5
在日韓国人の一家のお話。
そんな存在も知らなかった30代の私が見てもアボジとオモニの演技力の高さに涙してしまいました。
キムサンウさん、日本語しかも関西弁がうますぎてすごかった!観てて余計なところで気を散らさない演技力。
それに比べて真木よう子が酷すぎ…
乳の劣化がハンパないw
あまりにも垂れすぎてて最初何か入れてるのかと思ってしまったw
大泉さん目当てで行ったので大泉さんはとても楽しそうに「らしく」演技されてました✨
ストーリー的には国の問題より、ごく普通の一般家庭にも起こりうる問題が多く何のメッセージ性があるのか分からなかった。

たた試写会だから行ったようなもので、普通だったら映画館でみようと思わないような作品だけど、日本と韓国の歴史が少しでも分かって良かった。