【戦わなければならない奴がいる。】
世界チャンピオンに登り詰めたクリードに、かつて父親をリングで殺したドラゴの息子からの挑戦に挑むお話。
第1作から続けて観ると面白さも二倍増しになる。この映画、もちろん主演のマイケル・B・ジョーダン=『クリード』の映画なんだけど、スタローン=『ロッキー』の映画でもある。
その表裏のような、未来に向かう若者と、若者に昔の自分を重ねて、未来を託す初老の男の絆の物語。
加えて、過去作への目配りも上手く、ドラゴ=ドルフ・ラングレンもスタローン以上におじいちゃんで、それだけで何とも言い難い感情になった。
前作と同じリズムで、最後の試合にピークを持ってくる巧い脚本と、相変わらず思わず拳を握りしめて応援したくなる試合の迫力。
第三弾『クリード 過去の逆襲』は必ず劇場で観戦しよう。