すとんこ

クリード 炎の宿敵のすとんこのレビュー・感想・評価

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
4.0
パンフレット所有
Blu-ray所有

伝説のボクサー・アポロとロッキーの合作にして最高傑作、アドニス・クリード。
チャンピオンとなり家族を持った彼の前に、父・アポロを死へと追いやったロシアの殺人ボクサー・ドラゴの息子ヴィクターが最強の挑戦者として立ちはだかるって話☆

「ロッキー」シリーズを子供の頃からヘビロテで鑑賞し、本シリーズによって筋トレに開眼し、自身の血となり骨となっているわたくしにとって、本作の設定はブチ上がること必至!

「ロッキー4」の「誰でも変わることが出来るのです!」っという感動のラストで大団円を迎えたと思っていたら、ドラゴファミリーは不幸のどん底に叩き落とされていました。
妻・ルミドラには去られ、ロシア本国では非国民扱い、残された息子と極貧生活を送ることになったドラゴ。
復讐、再浮上の機会を虎視眈々と窺っていた時に、遂にその時がきたのです!燃えますね。

お前もイロイロ大変なこともあったと思うけど、オレ達のほうがもっと地獄だったぜ!と言わんばかりの怒りのパワーを拳に込めて破竹の連勝街道まっしぐらでチャンピオンへの挑戦権を獲得するヴィクター。

もぅ本作は、ドラゴ親子に感情移入せざるを得ないほどに不憫。
親子二人三脚で掴み取ったタイトルマッチも気持ちが入りすぎて反則負け、
今までガン無視してたくせに手の平返しですり寄ってくるロシア政府高官、
そして極めつけは元嫁のルミドラ!コイツがヒドい。最近の活躍に「やるじゃな~い」と数年ぶりに二人の前に現れたと思ったら旗色が悪くなったとたんにトンズラ!本当にアンタって人は…
(ここまで悪く描く必要あったのかなぁ?)

とにもかくにも本作はドラゴ親子がアツ過ぎる!
若干シナリオ的に弱く感じましたが、ドラゴ親子の″今″を描いてくれたこと、そして因縁の対決を描いてくれたことに、最大の賛辞を送りたくなる一本(* ̄ー ̄)☆
すとんこ

すとんこ