EPATAY

クリード 炎の宿敵のEPATAYのレビュー・感想・評価

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
5.0
うわ、まじか...!
二作連続で大傑作になるか...

あのドラゴの息子と戦うって聞いてワクワクしないわけがない。

でもね、監督がライアン・クーグラーじゃないんです。
ワクワクさせてからがっかりさせられるパターンかなとも思っていたわけです。

すみません。僕が間違っていました。最高でした。

まず、単純にかっこいいよね!
序盤からテンション上がりっぱなし。

ジェイデン・スミスの「Icon」が好きな曲だったからアドニスの登場曲で流れたときにテンションぶち上がりでした。

それに特訓シーンもすごく良かった。
「ロッキー4」のときと同じ見せ方をしてるし、色合いもなんだか似てるんだけど、「ロッキー4」のときのような政治色無しでお互いつらく厳しいトレーニングをしているのが本当に良かった。

そして単純にドラゴ親子を悪者にして終わるストーリーではなかったことも高評価です。

これはもちろんアドニスの物語でもあるんだけど、同時にドラゴ親子の物語でもありロッキーの物語でもある。
さらには、シルベスター・スタローンの物語でもあり、ドルフ・ラングレンの物語でもある。

彼らがロッキー4の後どんな人生を送ってきたのかちょっとでも知っていればそう思わざるをえない。

過去のロッキーシリーズのプロットに乗りながら、過去のロッキーシリーズが残したほぼ全ての因果に決着をつけた。

単純なかっこよさに加え、映画の枠を超えたドラマを描いてみせた今作。

そしてラスト、☆5以外の選択肢が消えました。
EPATAY

EPATAY