晴海通り

トゥルー・ロマンスの晴海通りのレビュー・感想・評価

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)
3.8
紫のキャデラックにもぎたての桃のようないいナオン(女)とクスリと発砲!バカ・アメリカン、というかもうヤンキー文化の真骨頂。出会って即恋に堕ち入籍し体に刻む2人の名前。純と愛。こんな危ないベロチュー逃避行。日本語吹替の一人称は「オイラ」と「アタイ」であってほしい。なぜだろう、脳内で天秤の片方に『ローマの休日』が乗ってしまった(笑)そんなはずない…真逆すぎるしおバカすぎるのに…でもふつふつと湧き上がる「嫌だけど1日(初日)だけこの2人になってみたい(かも)」という願望。なぜだ、なぜなのだ。

この頃のアークエット姉妹はマッチョ・ハリウッドの夢ですね。ルックス至高で底抜けに優しくって少し足りなくって徹底的に一途。お岩さんのようになっても愛のために戦う。やっぱりパーフェクトヤンキーじゃん(笑)負った生傷は多ければ多いほど愛おしい。

『魅惑のアフロディーテ』に出てたポンコツの彼(マイケル・ラパポートと仰るそうです)が似たような役で出ててツボでした。
晴海通り

晴海通り