これが真実の恋物語………か?
製作に関わった人達が皆ちゃんとその持ち味を発揮している作品です。
トニー・スコットの小気味良い演出(小気味さ加減が行き過ぎてないのもグッド)。
本作の色を決めている脚本のタランティーノ。恋物語というよりどちらかというと殺(や)って殺(や)られて物語で本領発揮。
たとえチョイ役でも有名どころの役者が与えられたポジションでキチンと主張。
主役の二人クリスチャン・スレーターとパトリシア・アークウェットはタランティーノに乗せられて大仰に頑張ってましたし、その他のベテラン俳優陣デニス・ホッパー、ヴァル・キルマー、クリストファー・ウォーケン、ゲイリー・オールドマン等は脚本を越えて期待以上にやってくれました。
特にデニスとクリストファーの一本勝負は見応えありましたね。
タランティーノの作品(?)になると何故か俳優達が大張り切りで演技しているように見えるのは何故でしょう。
彼の脚本に振り回されてる人も居れば、越えて行ってる人も居ます。