ウサミ

トゥルー・ロマンスのウサミのレビュー・感想・評価

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)
4.0
クエンティンタランティーノ脚本と聞いて納得。ぶっ飛んだキャラクターと小気味良いテンポ、そして相変わらずのバイオレンス。
らしい無駄話(少し抑えめに感じましたが)や言い回し、癖のあるキャラ、銃に弾を込めるシーンなど、やはりイカす部分が多いですね。


千葉真一のカンフー映画3本立てとかいうヤバすぎる映画館が主人公2人の出会いの場。
刹那で恋に落ち結婚する2人。そこから感情の赴くままに駆け抜けていく。


愛がどういうものかと説かれても、結局まだガキな僕には全然わからなくて、どんな素晴らしい愛の物語でも深く飲み込めなかったりするんですが。

ただ、その時の衝動に身を任せ、そこにたどり着くのがもし最悪の運命だったとしても、今その瞬間をひた走る。
万が一にも、その衝動の行き着く先に最高のエンディングが用意されているのなら、それに賭ける。
これこそが、ロマンスというものなのだ、と、ほんの少しだけ愛の本質について教えてくれたのは、下品で血生臭い映画でした。
ウサミ

ウサミ