無残な事故で父親を失ったヴィクター・クロウリーが49人の人々を惨殺してから10年後。
当時の生存者・アンドリューは事件の論文を執筆し、話題となるが…。
大人気「ハチェット」シリーズ最新作。
って、言ってもご存じの方なんてあまりいないとは思いますが…。
前作(3作目)のラストから10年後が舞台。
前作から10年後の物語となりますが、シリーズを通じて出演しているパリー・シェンは主人公的な立場となっています。
スラッシャー映画としてはそれなりに楽しめる作品です。
最近製作された作品なのに、まるでもっと前に制作された作品のような感じがして、好きな人は好きな作品という印象が強いです。
ちなみに自分は大好物です。
下品なギャグに容赦のない人体破壊、ツッコミどころ満載の演出と。
前作までに負けず劣らずバッチリ楽しませて頂きました。
口から腕が出るとは、何とも斬新な殺し方ですね。
グロいのが苦手な方は遠慮されるのが良いでしょう。
あとは若い子をもっと起用してお色気シーンを入れるなり、あとはスラッシャーシーンはしっかりと工夫して撮影してほしいです。
そして今回のホラー映画界からのゲスト出演は、『サマーキャンプ・インフェルノ』から、フェリッサ・ローズさん。
当然殺される役なので、1作目のフレディ同様、アンジェラがジェイソンに敗北した構図になります。
あと、『案山子男』のヒロインも出ています。
そして当然ですが、「ヴィクター・クロウリー」役は13日の金曜日のジェイソン役で有名な「ケイン・ホッダー」です。
ご健在で何よりですホッダー氏。
もう残り少ないスプラッタ界の生ける伝説ですね。
ヴィクター・クロウリーは、呪われた子どもとして生を授かり、幼い頃に焼けた小屋に閉じ込められ、助けようとした父親がドアに振りかざした斧が脳天を直撃するという、可哀想なお方です。
演じる俳優もケイン・ホッダーなので、まさに殺人鬼のサラブレッド。
知性は少しはあるみたいですが、基本的に知的行動というよりはとにかく獲物に突っ走ってくる傾向です。
あと、続編を匂わせる最後にそれっぽい演出がありました。