ギャングースの作品情報・感想・評価

ギャングース2018年製作の映画)

上映日:2018年11月23日

製作国:

上映時間:120分

3.6

あらすじ

「ギャングース」に投稿された感想・評価

本作の主人公は、若い男3人組。入江監督作の3人組と言えば、「SR」が浮かぶが、貧困で気弱な男たちってとこが似ている。
入江監督の前作、「ビジランテ」は監督オリジナル作品で、その着想力に恐れ入ったが、本作は漫画が原作。タイトルにあるように、強盗ものだが、「タタキ」、「ハリ」とか聞き慣れない語句が出て来て、そのタタキのやり方があまりに具体的過ぎで。見入ってしまったが、怖さも感じた。
それとmiyavi演じる、悪の頂天の安達が余りに怪しい(妖しいか?)。特にリール付き釣竿の糸先にタランチュラって、ホント強烈。このシーンのため、他は薄れた印象に感じてしまったのだが。ストーリーも、前半のマニアックさに比べると後半はベタかな。
役者では、主役3人組もいいが、途中で拾われる女の子、アカリ役の伊藤蒼がいい。橋の上でこの3人組について行こうとするシーンでの表情が印象に残る。あと、アゲハ役の篠田麻里子。「ビジランテ」での強欲ぶりが記憶に新しいが、本作では目立たなかったなあ。ちょっと残念。
heroko

herokoの感想・評価

3.0
闇金ややばいところからの金庫を強奪するいわゆる〝タタキ〟業を男3人衆で担う。少年院で出会った3人、バランスよく心地いい存在の仲間。最強の3人、3人いればなんだって出来る。
最初は強奪の時のハラハラ感が音楽とコミカルで爽快に思えてたが、だんだんと奪われる側だって黙っちゃおらずあの手この手で探し出しどん底まで追い詰めるシリアスな展開に。
加藤諒の演技をまじまじと見たのは初めてでとても良い味がある役者さんだなぁと。天真爛漫な顔も出来れば、荒々しい男の顔にも。キレキレダンスの子くらいにしか知らなかったから知らなかった一面が見れて良かったな。

闇社会に対して立ち向かう3人。
青臭くて、ちょいと作戦軽すぎないか?とも思うけどその手頃さが丁度いい映画。
hama

hamaの感想・評価

3.5
漫画ばりのスリリングな感じはしないがキャスティングは良かったと思う。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

1.0
日本の貧困を描きたかったんだろうけど全然リアリティーねーしくそつまんね…やっぱりあの適役のやつ雅だったか。なんか顔似てんなと思ったけど金子ノブアキがボコボコにされてたし、
3人で頑張ればなんとかなる的な?
んなアホな!
山本舞香いいよねぇ
Masato

Masatoの感想・評価

4.3

入江悠…日本映画の監督の中でも吉田恵輔に次いで好きです。太陽からのしか見ていませんが、この人はネオレアリズモ的精神を感じられます。

今回は漫画の実写化だが、職人として作った感じが全くしなかった。多分自ら実写化しようとしたのかな?

「太陽」では、裕福な新人類と貧乏な旧人類の2種類の人間が住む近未来。極貧の旧人類を主人公に、アパルトヘイトのような人種隔離と資本主義による経済の格差拡大を主軸としたSFで非常に面白かった。

「ビジランテ」においては、放蕩者・議員・チンピラの三兄弟が、父親の死を境に再会し、争うことになるノワールだが、実は日本の地方都市の様々な問題を露わにした社会派意欲作。ノワールとしてエンタメ度が高くありながら、中国人問題やヤクザ問題に鋭くメスを入れる姿は、日本映画の希望を見せてくれた。その時の監督がインタビューで答えた「日本で注目されない問題を映画にしたかった」という言葉に感動した。

そして本作は、学歴も職もない3人組が、犯罪者をターゲットにして強盗・窃盗を行う「タタキ」をして生計を立てていくというお話。石川五右衛門的な義賊物語。「予告犯」に似てるかも。

R15なだけに、描写もビジランテ並みに気合が入っており、さすがキノフィルム。強盗団ものにありがちなストーリー展開ではあるが、この映画の醍醐味は主人公たちの置かれた状況にある。

そんで、例のごとく、入江悠はただのエンタメ作品にはしなかった。これは、「万引き家族」に通ずる、日本の貧困・少年犯罪・ネグレクトを描いたネオレアリズモ作品だ。

主人公たちは親から見放された者たち。特に入江悠監督がこの主人公3人の中で1番に伝えたかった者は加藤諒扮するカズキ。唯一回想シーンがあるので、監督の意図はここで明確にわかる。貧困家庭…薬漬け…ネグレクト…最後のシーンで男性2人が話す言葉が印象的。

「スタートラインはみんな一緒。ただ、コイツらは頑張れなかっただけ。」

何にもわかってない。スタートラインはみんな一緒じゃない。裕福に暮らしてプロの家庭教師がついて東京四大学に行ける奴もいれば、貧乏でまともな教育を受けれずに、犯罪者になるしかない者もいる。確率的に成り上がれることはあるかもしれないが、実際は大昔のカーストから現代まで何も変わっちゃいない。王政も資本主義も労働者には中身は変わりっこない。

アメリカでは何故再犯率が高いのか…それは、出所後に働くことができず、お金がないので、また犯罪に手を染めなければならないからだ。それを対策した国もあって、出所後の労働サポートまでする刑務所もある。そこは再犯率が少ない。

つまるところ、資本主義もとい消費経済は「金」が最重要。金がなければ生きていけない。この主人公たちは、そんな社会に存在することができずに、裏社会で金を稼ぐしかない。もし彼らがマトモな教育を受けて仕事につけれる環境があれば、きっと未来は変わっていたはず。

主人公たちが狙う半グレ集団もまた、そんな奴らなのかもしれない。ずっとひもじくて、心に闇を抱えて、裏の世界でしか生きていけない人間…もちろん中には本当の悪の快楽で動く奴もいるかもしれない。

犯罪者を擁護するわけではない。ただ、彼らを「犯罪者」と類型化して排除し、突き放すのは逆効果でしかないということ。それが犯罪を増やしていく。「犯罪者」と呼ばれる人たちに、私たちはどう寄り添っていけばいいのかを考えていくべきだと思う。それを、「万引き家族」や「BOY A」、「ギャングース」で学んだ。

最後の2人の男性は今の私たちを象徴している。うわべだけの情報のみで類型化している。私も気をつけていてもやはりそうしてしまう節はある。でも、そんなうわべだけの情報だけでは判断できないのが人間。寄り添って知ることが大切なのだ。

最後のシーンが印象的。入江監督は引きの画で終わるのが印象的だが、本作も健在で、かつ効果的に現れている。世界は暇を持て余すことなく動いている。私たちの日常の中に…もしかしたら隣にいるかもしれない。

とまあ、こんな感じに考えさせられる映画です。本作を「万引き家族」と重なりあわせて見ると、この映画のメッセージが分かりやすくなるかもしれません。

映画的にも良かったです。とにかく監督は音楽は派手になるシーン以外はあまり使わないで、会話シーンは長いカットで撮るのが良い。西欧映画ぽい。全体的に粗削りに感じることもあるけど、そういったところは韓国映画みたいで面白い。身寄りのない女の子も疑似家族の良いアクセントを出していて、ツボつきまくって最高だ。

ちなみに、原作は漫画家と共に貧困問題や裏社会のルポライターの方も共同してストーリーを作っているそうなので、非常にリアリティがあるし、ここまで社会的に考えさせられるのも納得だった。こういう漫画の実写化が増えて欲しい。日本の社会派ってこういう形でもいいと思う。

加藤諒ってこんなに俳優としての才能あったんだ…本当に凄かった。MIYAVIさすがだな。渡辺軍曹思い出してヤバかった。
imajon

imajonの感想・評価

3.0
原作既読のため物足りなかった。。
tkt

tktの感想・評価

3.6
記録
SOR

SORの感想・評価

3.0
記録
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