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チョンティチャのKUBOのレビュー・感想・評価

チョンティチャ(2017年製作の映画)
3.8
監督は社会問題と捉えずにひとりの少女の物語として見てほしいと言っていたけど、外国人労働者の受け入れ拡大に関する法律が国会で審議されている今、あまりにタイムリーなテーマとも言えるだろう。

実際に学校現場でも母親がフィリピン人とか、親が日本語がわからずに三者面談が成り立たないなどの事例は当たり前になりつつある。

「お前、なに人なんだ?」

アイデンティティを扱った重厚なテーマを爽やかに演じてくれた主演の長月凛さんは、その眼差しを含めてたいへん魅力的。神社のロケーションも素晴らしい。撮影もインディーズレベルではたいへん見やすく美しく素晴らしかった。
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