2017年の東京学生映画祭にて鑑賞。
逃げないセミの存在感だったり、
名前を決めるにあたってヤケクソになるチョンティチャの立場もまた凄く良いんだ。
キャラ付けがサイコーなんすよ。
チョンティチャって役所がまた絶妙で、
「ほぼ」日本人っていう立場。
ほぼってなんだよ、っていう。
私を見てくれよ、っていう。
わかるよっていう。
だからって「うるみ」チョイスしなくても…。
笑ったけども。
僕も実はこの年のノミネート作を監督したうちの一人だったんですが、
この作品を観て素直に首を垂れました。
「あぁ、勝てない」って。
自分が同じとして撮影した映画で表現したかったテーマを扱ってるんですけど、
それをドストレートに超えられちゃった気がしたんですよね。
悔しさとかはなかったです。
ただただ、この映画面白いなーって素直に思えました。
それってやっぱいい映画だからなんだろーなァ。