このレビューはネタバレを含みます
あたたかいストーリーだった。
ハンディキャップを抱えながらも必死にルーシーを育てようとするサムの姿に心を打たれた。
その反面、現実にこのような問題に直面したとき、このストーリーでの選択は正しいのかという残酷な疑問が残った。
いまはまだ7歳でも今後のルーシーの進学や成長に伴い、ハンディキャップを背負う父が足枷になってしまうのではないかと心の何処かで考えてしまった。
この映画ではサムとルーシーを引き離す、施設を徹底的に悪として描かれていた。
その観点で言うとわたしが抱いた不安は悪なのだろう。だからこそ、わたしの持つ"幸せ"の尺度を人に押し付けてはならないということを改めて感じることの映画だったと思う。