15年ぶり二度目の鑑賞。
もうずっとずっと泣きっぱなし。
今の時期乾燥してるから本当に泣きたくないんですよ。
せっかくスキンケアしたのに涙を肌に触れさせたくないし、ティッシュで拭けばまた乾燥するし。
でもそんな肌思いも虚しく本作ずーーーっと泣きっぱなし。
なんて素敵な愛なんだろう。
法廷シーンは、私がつらいほどに衝撃を受けて泣いた映画「チョコレートドーナツ」を思い出した。
誰に他人の人権を否定する権利がある?
ゲイだから、障害者だから、女だから、子供だから
はたまた
これが仕事だから、
って人の尊厳を否定し傷つけていいの?
いくら仕事であれ、正義感なんて人に強制して振りかざすものではない。
いくら自分の中の正義だからといえそれが人に当てはまるとは限らない。
正義感なんて自己の中で収めるものである。
はぁぁ、泣いた。
初めて見たのは中学生の時、社会科見学で。
当時まだティーンエイジャーなりたてだった私はどこまでこの物語がわかったのだろう。
ハートフルで心温まる泣ける話って記憶だったけど、それよりも引率の先生が号泣してた方が記憶に残ってる。
そりゃ泣くわ、先生。
分かるよ。
里親の気持ちになるとまた複雑。
サッカーの試合に来ていた里親がまた素晴らしい方なんだと思った。
恐らく夫妻の間には子供ができなかったのであろう。だから養子希望したのだろうけど、親元に返した子と付き合うなんて。
それもなかなかできることじゃないと思うから。
サムは話し方や言葉の選び方、表情、歩き方から障害者のようだけど、
話の汲み取りが頭いいと思った。
1いえば10理解する、表情を読み取る
これって社会人になってから重要視される点。
それができるかできないかで「頭いい、頭(要領)悪い」という評価につながる。
そこが長けているなぁ、と。
はぁ、まだ喉の奥がジンジンする。
「good choice!」
カフェラテ選ぶって、全然どうでもいいことなのに、そんな風に言われたらなんだか嬉しくなっちゃうな。誰も傷つけない、嫌味もない、たった一言で本当に幸せになれるなら私も人に言ってあげたい。
素敵な映画でした。
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初見時、渋東シネタワーで見たけど今はトーホーシネマズ?