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I am Sam アイ・アム・サムのmomokaのレビュー・感想・評価

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
4.0
「子供への愛情と知能は全く関係ない」
まさにこの言葉が本作の最たるものであった。

知的障害を抱えていようと、サムの深い愛情はとても尊いもので素晴らしいと感じた。自分の父親がどうしようもない人で愛情を与えて貰った経験がないので、余計に立派な父親だと感激してしまった…。(私情挟みまくりで、すみません💧)

また、しっかりと娘のルーシーにもその愛情が届いている姿を見ると、まさにこうした繋がりが親子のあるべき形なのだろうなと思った。里親のお家から幾度となく抜け出し、サムのアパートに向かうシーンは何とも健気で愛らしい。ダコタ・ファニングの可愛らしさにときめきが止まらなかった。

そして、サムが持つ純粋で温かい気持ちがリタにも伝染するようにして、彼女自身も救われていく展開も良い。思わず自らの弱さをサムに吐露するシーンは特に好きだな。

きっと、サムとルーシーは素敵な親子として、今後の人生も共に支え合いながら歩んでいくのだろうと感じさせてくれたラストシーン。優しさで心を包み込んでくれる作品。
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