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バッド・デイ 復讐の血のFourtwosixxのレビュー・感想・評価

バッド・デイ 復讐の血(2017年製作の映画)
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Netflixで”バッド・デイ 復讐の血”を。

母親を殺された農夫。なぜか自分の命まで狙われたところで芽生える復讐心。どうやら何かしらの組織が、動いているよう、、という映画。

よくある復讐ものかと思いきや、これが完全にコメディ。たしかにシリアスな復讐劇として描いてはいるのだけれど、全暴力シーンが笑わざるを得ない。

まず何より強いったらない、、、農夫が。そして、無慈悲。自分の命を狙った組織の下っ端から順にトップまで”拷問”によって近づいていくのだけれど、あんなに無慈悲で冷静に拷問されたら、どんな悪人でも落ちる(落ちた後は、みんな始末するんだけど)。ポンコツの下っ端もさっきまで威勢のよかったあいつも、みんな地味だけど無慈悲な恐怖の拷問には耐えられない。観進める内に”お!拷問!待ってました!”っていうくらい、本来は痛々しい拷問シーンが楽しみになってくるのは不思議。

ホラーやスプラッターものでよくある”やり過ぎると笑える”のセオリーにハマっているのだと思うけど、それをさらに助長しているのが音楽。一見暗い復讐劇でも挿入歌が、みんな明るくご機嫌なカントリーだというのは、対位法とはまた別の効果を誘っているに違いない!

大して期待もせず惰性で観始めた割にしっかり笑える映画でした(いや、それでもラストはちょっと、、ね)。

#netflix #movie #badday