たけちゃん

キンキーブーツのたけちゃんのレビュー・感想・評価

キンキーブーツ(2005年製作の映画)
4.5
靴を見れば、その人のことが分かる!


ジュリアン・ジャロルド監督 2005年製作
主演ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、3月15日は「靴の記念日」ですよ。


実は「靴の日」は別にあるんです。9月2日がそうで、もちろん「ク(9)ツ(2)」から来ています。じゃあ、今日は何だ?っていうことで、調べてみると、実に由緒ある日でありました\(^o^)/


なんと制定が1932年まで遡ります!
日本靴連盟が1932年(昭和7年)に制定したこの日、その由来は1870年に日本初の西洋靴工場「伊勢勝造靴場」を開設したことなんだそうです。なんでも、陸軍の創始者の大村益次郎が、輸入された軍靴が大きすぎて、日本人の足に合わせた靴を作ることを提案したことが発端とか(´-ω-)フムフム



そんな「靴の日」に選んだ作品は「キンキーブーツ」です\(^o^)/

うわ~、好き好き(*≧ω≦*)
いやぁ、素晴らしい作品でした。
こんな話だったんだぁ(^-^)
しかも、ミュージカル( •̀ω•́ )و✧
実話に基づく映画って、やっぱりいいなぁ。
実は(シャレジャナイヨ…)、この映画、ずっと観たかったんですが、なかなかチャンスがなくて、今回、初鑑賞だったんですよ。

はぁ、もっと早く観るべきでしたね!
もし、まだの方いらっしゃったら、これはおすすめできますよ。歌うシーンもステージでのことなので、きっとアレルギーは出ません( ˘ ˘ )ウンウン


ブロードウェイ・ミュージカルはこの映画の後に企画され、上演されたんですね。知らなかったなぁ。しかも、作曲を担当したのはシンディ・ローパー\(^o^)/ビックリ
この映画に使われているわけではありませんが、YouTubeで観てみるとシンディ・ローパーらしさに溢れつつもしっかりとミュージカルの素晴らしい曲でした。こっちも観てみたいな( ˘ ˘ )ウンウン




主人公のチャーリーは、靴工場を営む偉大な父が亡くなり、工場を受け継ぐが、実は経営が破綻して倒産間近。そのチャーリー・プライス役はジョエル・エドガートン。
この作品のジョエルは初め気弱な性格だったのが、どんどん経営者として逞しく成長していくんです。そこがまずいいですよね。


そして、会社を立て直すのに協力するドラッグクイーンのローラ役はキウェテル・イジョフォー。
とにかく、このローラが素晴らしいんですよ。
難しいドラッグクイーンを見事に演じていましたね!ステージ上だけではなく、カツラを取った時でも女性らしくて感心しました!

キウェテル・イジョフォーって、「ドクター・ストレンジ」でモルド役やってた方なんですね~。いやぁ、知らなかった。真逆の雰囲気。役者ってすごいわ( ˘ ˘ )ウンウン


この2人、真逆に見えますが、父親との関係で見ると共通項があるんですよね。だから通じあっていく。そこの展開がとてもいいですよね。

そして、個人的には「スターウォーズ」でオーウェン役だったジョエルに「ドクターストレンジ」のモルドって、SF・アメコミ好きにはたまらん人選でした(笑)





さらに、この映画はミュージカルでもあるので、歌が素晴らしいですよね。ってことで、音ネタ💩ウンチクンです\(^o^)/

なんと言っても、僕は工場の仲間と靴を仕上げた後、乾杯しながら踊るシーンで流れるジェームズ・ブラウンの「It's A Man's Man's Man's World」に痺れました!

この曲はもちろん前から知っていますが、こんなに素敵な曲だと思ったことがなかったなぁ。「この世は男社会だけど、女がいなければ何も生まれない」という歌詞が映画にピッタリでしたね!


あと、ニーナ・シモンの「Wild Is The Wind」「I Put A Spell On You」なんかもすごい良かった。ニーナ・シモンと言えば、60年代の公民権運動にも参加していたジャズシンガーで、この映画のように偏見や差別を扱う作品にはピッタリでした。


キウェテル・イジョフォーの歌う曲はいい曲ばかりなんで、サントラ盤が欲しいのに無い(T_T)
「These Boots Are Made For Walkin」とか「Cha Cha Heels」とか好きでしたね~。


そんな「キンキーブーツ」興味が湧いたら、ぜひ、観て、聴いてくださいませ( •̀ω•́ )و✧