"線を越えたら、思い出は消え、
私たちの物語はここから始まるの"
彼らに何があったかはわからない。
海沿いの森にある、かつて母が住んでいた屋敷に移り住む4兄弟。
まもなく母が亡くなり、"成人になるまでは屋敷を離れてはならない"という掟を守って、ひっそりと生きていたある日、一発の銃声がー
"ドクロの目"でのアリーとの出会い、
町に出かけたジャックを地図で見守る妹弟、
静やかな映像美とともに語られる、
ダークメルヘンな雰囲気はバヨナっぽくて好き。
天井の染みのように広がる不穏、
布に覆われた鏡が露になるように
彼らの秘密が明かされていく…
屋敷の間取りが気になるわー(笑)
思いがけない悲しみと、
受け止める彼女の強さと、
愛しさと、切なさと、心強さと~♪
美しい愛の物語。